メキシコ業者:8割が日本米の販売を希望
Mexican traders: 80% want to purchase Japanese rice
墨西哥貿易商:80%希望採購日本大米
ー2023年、日本産精米の輸入解禁ー
ー日本産米は、冷めてもおいしいー
ジェトロ掲載記事からサマリーをお届けします。
ジェトロとJNTO:
7月19日、ジェトロは日本政府観光局(JNTO)と共催で、日本産精米のワークショップを開催した。
日本産精米の輸入解禁:
2023年3月16日、メキシコは、日本産精米の輸入を解禁した。
ワークショップを開催:
今回は、2回目のワークショップ開催。
バイヤー向けアンケート:
「全体の8割が、日本産精米の利用を考えている」と回答した。
ワークショップの参加者:
在メキシコの輸入業者、卸業者、レストラン、ホテル関係者などが参加した。
170人の日本産品を求めるバイヤーが来場。
立ち見が出るほどの盛況となった今回のワークショップ。
水産品・酒類の試食会:
メキシコ市内において、東北・三陸・常磐の水産品・酒類を用いた試食会を開催。
日本産米の特徴:
日本産米は、粘りがあり握りやすく、冷めてもおいしさが保たれる。
「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」など、銘柄ごとの味の違いなどを説明。
炊飯時のコツを紹介:
また、標高2,240メートルのメキシコ市では、沸点が94度と低い。
そのため、コメに芯が残りやすくなる。
炊飯時のコツなどを紹介した。
日本産米とカリフォルニア米:
参加者は、日本産米とカリフォルニア米(カルローズ)の塩むすびを、食べ比べた。
メキシコ人にとって
コメは野菜と同じ位置づけである。
調理された状態で、食べることが多い。
メキシコのコメ料理:
一番人気は「焼きめし」とのこと。
コメ・バイヤーの意見:
「日本産精米の導入は価格次第」
「今後、日本産精米を輸入する予定」
「握り寿司には日本産精米を使ってみたい」
ジェトロのオンライン商談
ジェトロは、メキシコのバイヤーと日本事業者とのマッチングを行う。
オンライン商談などを実施していく。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/07/64bb3133535454e6.html
メキシコ:日本産精米の輸入を解禁
ー日本産米は品質、価格で有利ー
ー米国産米との競争力に自信ー
ジェトロ掲載記事からサマリーをお届けします。
メキシコの精米輸入先:ランキング
輸入量は年間7万1,596トン(2022年)
米国産が62.2%(4万4,533トン)、
ウルグアイ産が35.0%(2万5,040トン)、
アルゼンチン産が1.7%(1,951トン)、
イタリア産が0.1%(73トン)
米国産米の価格上昇:
米国産米は、メキシコ輸入精米市場の6割を占める。
一方、米国産米の輸入価格が、3年で1.5倍に上昇した。
米国産の価格上昇したため、今回の輸入解禁が実現した。
日本産米は、品質面のみならず、価格面でも米国産との競争力を持つ。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/03/f85e3907d089d452.html