京大:iPS軟骨組織を患者へ移植:関節軟骨損傷の再生(動画):
Kyoto Univ:iPS cartilage tissue into patients:articular cartilage damage:
京都大学:将iPS软骨组织移植到患者中:关节软骨损伤的再生
京大病院:
- 他人のiPS細胞から作製した軟骨組織を、
- 膝の軟骨が傷ついた患者に、
- 移植する臨床研究。
iPS軟骨組織を患者へ移植:
4月23日、患者への移植を実施したと明らかにした。
移植した時期や人数、患者の性別年齢については、明らかにしていない。
患者4人が対象:
20〜70歳の患者4人は、交通事故やスポーツで膝の軟骨を損傷し、症状が重い。
京大が備蓄するiPS細胞を使って直径数ミリの軟骨組織を作り、患部に移植する。
厚生労働省が計画了承:
- 手術後1年かけて、周囲に残っている軟骨と一体化する。
- 痛みを緩和できるか確かめる。
昨年1月、厚生労働省の部会が計画を了承していた。
従来の治療法の課題:
- 従来は、患部以外から一部を採取して移植する治療法がある。
- しかし、従来の治療法では、十分な量を採取しにくい。
また、移植しても正常に働かない場合があるといった課題があった。
(産経新聞)
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sankei/life/sankei-lif2104230046
iPS細胞由来軟骨移植による関節軟骨損傷の再生について
CiRA(サイラ) | 京都大学 iPS細胞研究所
膝関節軟骨損傷
膝関節軟骨損傷では、膝を動かしたり歩いたりする際、違和感や痛みをともないます。
傷んだ箇所に正常な軟骨を移植することが、望ましい治療法になります。
iPS細胞由来軟骨の作製:
我々は、ヒトiPS細胞から質の高い軟骨を作製するための研究を積み重ねました。
そしてiPS細胞由来軟骨の作製に、成功しました。
この研究成果により、膝関節軟骨損傷の傷んだ部分に、質の良い軟骨を十分な量供給することができるようになりました。
https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/news/200124-193000.html