💡東工大、電力ネットワークの同期は対称性がカギ
本研究では、グラフ理論におけるネットワークの対称性(グラフの自己同型性)[用語5]が発電機群の同期を特徴づけることを理論的に証明しました。
さらに、この送電網の解析に基づき、オームの法則やキルヒホッフの法則[用語6]などの物理法則に従う電力ネットワークの集約モデルの構築手法を開発しました。
本成果は、再生可能エネルギーの送電網への大量導入によりさらなる複雑化が予想される将来の電力システムに対応し、電力を安定供給するための解析・制御手法を開発する基盤として、その発展が期待されます。
本研究成果は、2018年4月26日(日本時間)に米国電気電子学会誌「Proceedings of the IEEE」のオンライン速報版で公開されました。
東京工業大学