日本・東大：AIが専門家の約２万倍の速さでスペクトルを解釈 – 半導体設計や電池開発：
The University of Tokyo: AI interprets spectra at about 20,000 times faster than experts：
东京大学：人工智能以比专家快约20,000倍的速度解释光谱
～知識や職人技なしで、物質の性質を明らかに～
ポイント
- 物質の原子配列などを調べる分光法の技術が向上し、一度に膨大なデータが得られるようになりました。そのため、専門家の手作業による解釈では追いつかなくなっています。
- ２種類の機械学習法（階層型クラスタリングと決定木）を活用し、人工知能がデータを解釈する新手法を開発しました。その結果、従来の約２万倍の速さで解釈できます。
- 専門知識や職人技がなくても、高速かつ高精度にさまざまな分光法で物質を解析できます。たとえば、半導体設計や電池開発、触媒解析に広く貢献できます。
本研究成果は２０１８年９月６日（英国夏時間午前１０時）に英国Ｎａｔｕｒｅ Ｐｕｂｌｉｓｈｉｎｇ Ｇｒｏｕｐ発行の「Ｓｃｉｅｎｔｉｆｉｃ Ｒｅｐｏｒｔｓ」オンライン版に掲載されました。
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20180906/index.html
Interpretation of material spectra can be data-driven using machine learning – Institute of Industrial Science, the University of Tokyo