理研、X線ハーモニックセパレーターを開発

理研、X線ハーモニックセパレーターを開発

-従来の100倍明るいX線ビームを作り出す新技術-

理化学研究所(理研)放射光科学総合研究センタービームライン開発の共同研究チームは、新しいX線光学技術「ハーモニックセパレーター」を考案・開発し、X線自由電子レーザー(XFEL)施設[1]SACLA[2]において従来よりも100倍明るいX線レーザービームを作り出すことに成功しました。

今後、開発した光学技術をXFELや次世代放射光と組み合わせることで、従来よりも2桁以上明るいX線の利用が可能になり、X線計測の飛躍的なハイスループット化や高速化の実現が期待できます。

本研究成果は、英国の放射光科学専門誌『Journal of Synchrotron Radiation』(3月号)掲載に先立ち、オンライン版(2月28日付け)に掲載されます。

理化学研究所

http://www.riken.jp/pr/press/2018/20180301_1/