💡理研:クモの糸・形成における初期機構を解明

💡理研:クモの糸・形成における初期機構を解明

~強い糸を作るためには分子レベルの準備が必要~

理化学研究所・環境資源科学研究センター バイオ高分子研究チームは、クモの糸が形成される際、クモ糸の主成分であるシルクタンパク質が、局所的にポリプロリンIIヘリックス構造を形成します。

このシルクタンパク質の一部が、ベータシート構造(クモ糸形成に必要)に転移することを発見しました。

本研究成果は、有害な有機溶剤を使わない環境低負荷型のクモ糸材料の開発や、クモ糸のような高いタフネスを示す素材の開発につながります。

本研究は、英国のオンライン科学雑誌「Nature Communications」(2018年5月29日付:日本時間5月29日)に掲載されます。

https://www.jst.go.jp/pr/announce/20180529-2/index.html