トヨタ:自前で全固体電池を開発
Toyota: Developing its own all-solid-state battery
豐田:開發自己的全固態電池
ー従来より軽量かつ急速充電が可能ー
ー10分の充電で1200km走行ー
hisayoshi-katsumata-worldview最新記事から、サマリーをお届けします。
トヨタ自動車の株価:
7月2~8日の週、トヨタの株価は最高値に向かって続伸した。
年初来の株価上昇率が、30%近くに達した。
英金融情報会社:リフィニティブ
分析データによれば、
アナリストによる17件の「買い推奨」が、追い風となった。
EVで出遅れと見られたトヨタが、自前技術で世界初の「全固体電池」を発表した。
フィナンシャル・タイムズ(7月6日付):
トヨタ、再評価すべきと題する記事を掲載した。
2022年、トヨタのBEV販売台数は、米テスラのわずか1.8%にとどまった。
また「カローラ」の販売台数は、23年第1四半期にテスラのEV「モデルY」の後塵を拝した。
トヨタは世界のEV開発競争に中途半端な形で参入したと非難されている。
トヨタのソリッドステート(全固体):
トヨタは6月、この技術でブレークスルーを達成したと発表した。
従来より軽量かつ急速充電が可能、強力なバッテリーを実現する。
トヨタ「全固体電池」:
当初からの「全固体電池の耐久性問題」が、解決された。
早ければ2027年に全固体電池を量産し、商用車に搭載する。
トヨタは、EV市場が育つのを待っていたのだ。
トヨタは独創技術で対抗:
他社の独占市場で、トヨタは「全固体電池」という独創技術で対抗する。
トヨタ流の計算し尽くした戦術である。
ガソリン車やハイブリッド車:
既に、ガソリン車やハイブリッド車で十分な利益を獲得。
トヨタは、余力をもって新型EVで勝負する。
これは、「10分の充電で、1200キロメートルを走行できる」のだ。
トヨタの特許を軽視:
世界は、トヨタのEV技術を見くびっていた。
日本は既に、量子コンピューター技術で先陣を切っている。
「技術開発先行させ、商品化を見送っていた」だけに過ぎない。
トヨタが、満を持してEVに本格登場した。
2027年、トヨタが一気にEV市場へ切り込む。
証券会社CLSA:クリストファー・リヒター氏
これは、「トヨタを取り巻く新たな好材料の一部にすぎない」とみる。
今回の技術発表に込められたメッセージ。
トヨタの「全個体電池」:
今トヨタは、全個体電池を自主開発している。
他のEVメーカーは、バッテリー開発を他社に依存している。
つまり、トヨタには「自前開発による差別化メリットがある」のだ。
テスラの姿勢:
テスラは、EVで少数モデルの量産に特化した。
テスラは、「EVは車輪のついたスマホにすぎない」と豪語する。
だが10年後のEV市場は、正反対の判断を下す可能性が高い。
トヨタとテスラの優劣:
トヨタは、最初の頃にテスラと技術提携していた。
しかし、なぜトヨタはテスラとの提携を打ち切ったのか?
トヨタは「テスラの危うさ」を知っていた。
トヨタは「一時の競争に一喜一憂しない」のだ。
https://hisayoshi-katsumata-worldview.com/archives/32768475.html