食用油に廃油混入:中国で大問題が発覚! Waste oil mixed into cooking oil:  discovered in China! 地溝油混入食用油:中國發現一大問題!

China; Fake Food; Gutter Cooking Oil ...

食用油に廃油混入:中国で大問題が発覚!
Waste oil mixed into cooking oil:  discovered in China!
地溝油混入食用油:中國發現一大問題!

・廃棄物ソーセージ、毒入り粉ミルクに続く

・中国で、食品の安全管理不信が頻発

ORICON NEWS掲載記事からSummaryをお届けします。

More than 10% of Chinese people consume sewer oil every day/Hotel workers recycle sewer oil - YouTube

中国の廃油混入食用油問題:

中国の食品安全問題はなぜ無くならないのか?

7月上旬、中国で廃油混入食用油問題が発覚した。

1.中国の食品業者が、廃油を食品に混入したのだ。

2.国民の怒りが爆発し、食の安全不信が再燃した。

Poisoned Baby Formula TURNED 300k Kids ...

中国の食の安全不信:

中国ではこれまでも何度となく食品安全問題が明るみに出ている。

1.毒入り粉ミルク、

2.水でかさ増しした肉、

3.廃棄物で作ったソーセージ……

日中福祉プランニング代表:

中国は、世界第2位の経済大国になったはず。

しかし、こうした問題がなくならないのはなぜなのか?

中国を震撼させた報道:

ー廃油を運んだタンクローリーが、食用油を運ぶー

廃油を運んだタンクローリーが、タンク内部を洗浄せず、食用油やその他の食品液体を輸送した。

1.この不正行為が、10年以上も常態化していた。

2.毎日食べる食用油が、廃油で汚染された事実が発覚。

国民に大きなショックを与え、人々は怒りを爆発させた。

The social contract and communication model in China's oil truck tank story 🚚| Following the Yuan

中国の有力紙:「新京報」

ー新京報の記者が2カ月かけて追跡調査ー

中国の業界:「公然の秘密」

粉砕石炭と重油を混合した液体燃料を、毎日輸送している。

業者は、石炭油を寧東石炭油工場から、河北省の秦皇島まで運ぶ。

China Using Fuel Trucks To Transfer Cooking Oil? | Food Safety Scandal

洗浄せずに大豆油を積載:

1.タンクローリーは石炭油を降ろした後、洗浄作業をせず。

2.そのまま食用油生産工場に移動し、大豆油を積載した。

別のタンクローリーの事例:

3.寧夏から河北に輸送した石炭油を降ろした後、洗浄作業せず。

4.天津中儲粮油脂有限公司へ直行し、大豆油を積載していた。

タンクローリーの運転手の証言:

大豆油などの液体食品と、石炭油などの化学液体を、

同じタンクで、洗浄せずに輸送することは、業界の常識と明言。

Cooking Oil Scandal ...

経済メディア:財新

1.この問題は、道路輸送以外に、海上輸送でも行われている。

2.この報道を受け、国務院食品安全委員会が調査に乗り出した。

食用油は生活に密着した必需品で、 国民の怒りと不信感が高まる 。

中国国民に大きな衝撃:

3.中国人は生で野菜を食べず、たいてい油で炒めて食べる。

4.中国国民は油を多く使い、5000mlボトルで販売される。

中国儲備糧管理集団有限公司の子会社である。

国が委託する中国最大の食料備蓄の運営と管理を担う。

SNSの意見:

1.これは毒殺とどう違うのか?立派な犯罪だ!

2.誰を信じれば良い?国有企業がこんなひどい管理をしている

3.国有企業の社会的責任は口だけなのか?

国民の怒りの声があふれた。

Chinese milk scandal 2008 | PPT

中国の食品安全問題:

「三鹿集団」の粉ミルク事件:

20089月の「三鹿集団」の粉ミルク事件だろう。

大手乳製品メーカー「三鹿集団」が、製造した粉ミルクに、

1.結石などの病気を引き起こす化学物質メラミンが混入。

2.さらに他社の中国製粉ミルクからもメラミンが検出。

中国の5万人以上の乳児が被害を受けた。

中国国産の粉ミルクは敬遠され、海外製品の需要が急増した。

CCTVの特番:「3.15晩会」

毎年、315日の「世界消費者権利デー」に、消費者の権利を侵害する企業の問題を暴露している。

その中で最も取りあげられたのが、食品安全の問題である。

China's consumer rights gala exposes ...

中国の漬物加工業者の事件:

2022年、湖南省岳陽市にある漬物加工会社が取りあげられた。

カラシ菜の漬物の製造:

1.作業員が裸足やスリッパを履いたままで野菜を踏んでいた。

2.作業員のタバコが漬物に落ちたり、吸い殻を投げ込んだ。

3.規定の10倍以上の防腐剤を大量に使っていたことも判明した。

「老壇酸菜」という漬物で、牛肉即席麺に入っている。肉炒めや酸菜魚などの料理には必須の食材である。

Fake and Toxic Foods in China | Do You Dare Eat Such Foods? | Illegally Recycled Waste Cooking Oil

「肉ソーセージ」の食品偽装問題:

今年の3.15晩会では、肉ソーセージ品偽装が取りあげられた。

「肉ソーセージ」は肉を使用しない。食品廃棄物(鶏やアヒルの粉)と、デンプン、香料、添加物で作られていたことが発覚。

消費者に衝撃:

1.安くておいしい、と、毎日買って食べていたのに!

2.肉がないは許せるとしても、食品廃棄物はやり過ぎだ!

外国人旅行客への影響:

1.中国各地のグルメを堪能し、屋台などで軽食を好む。

2.「おいしい!」と褒める動画は人気が高い。

しかし、油に石炭油が混じっていたり、ソーセージが食品廃棄物で作られたなら、旅行客はどんな反応をするのだろうか?

中国の食品安全問題の暗部:

中国では、なぜ、食品安全問題がなくならな?

専門家は、政府の管理監督の不十分さを指摘する。

1.食品衛生問題が発覚しても、刑罰が軽い

2.中国企業の食品衛生モラルが極めて低い

3.競争が厳しすぎることで、食品業界が疲弊

4.時間の節約で、中間工程を省くことが常態化

中国共産党の高級幹部:特別供給制度

実はもう一つ、特権階級の根深い問題がある。

共産党指導者たちだけが、安全な食品を食べているのだ。

1.中国共産党幹部だけには、安全な食品が提供されている。

2.特別供給制度という仕組みが存在するのだ。

Canteens' Troubling History In Communist China

特別供給制度が大問題:

この制度は1949年に中華人民共和国が成立直後に始まった。現在も続いている。

専用農場や工場で、食品を生産加工、配送し専用施設で厳格に管理。

特権階級と一般国民を差別:

1.特権階級は一般の国民とは別に特別供給の食品を食べている。

2.一般国民に深刻な問題が起ころうとも、他人ごとなのだ。

国民は皆この制度を知っているが、中国には選挙がない。

この制度を変えたり、なくしたりすることは不可能だ。

https://www.oricon.co.jp/article/2651139/