東北大:これが次世代放射光施設の「心臓部」(動画):
Tohoku Univ: Heart of the next-generation synchrotron radiation facility:
东北大学:这是下一代同步辐射装置的“心脏”
ー高耐熱高磁力SmCo磁石 LM-34SHを公開ー
ートーキン、設置工事前に電磁石公開ー
東北大:
東北大青葉山キャンパスに、次世代型放射光施設の「心臓部」が、2023年度完成する。
電子部品製造
トーキン「心臓部となる電磁石の製造、設置準備」を仙台で進めている。
設置工事が2月に現地でスタート、出荷を控えた電磁石を公開した。
放射光施設とは:
- 光速で直進する電子ビームが、
- 進行方向を電磁石で変えられた際に発生する放射光を使って、
- 物質の構造をナノレベルで観察する施設だ。
「巨大な顕微鏡」とも言われる。
トーキンの電磁石:
トーキンは次世代型施設で使われる電磁石の大半となる527台を受注した。
「多極電磁石」の特性:
「多極電磁石」の製造を、全て完了した。
「多極電磁石」は、527台のうち330台と半数以上を占める。
ビームの拡散を防いで絞り込む役割を持つ。
- ビームを大きく曲げる「偏向電磁石」、
- 方向を微調整する「ステアリング電磁石」、
色々な磁石を継続して生産する。
トーキンの納入実績:
- 大型放射光施設スプリング8
- 加速器実験施設J-PARC(茨城県東海村)
トーキンは、各種の電磁石を納入した。
電磁石メーカーとして着実に実績を重ねる。
大型放射光施設
スプリング8今後、スプリング8のアップグレード計画があるとのこと。
スプリング8のアップグレード計画では、仙台放射光施設の5倍の電磁石を使う。
電磁石メーカーとしての実績は、われわれが一番だと受注へ強い意欲を示す。
河北新報 / ONLINE NEWS