実験試験局によるフィールド実験
SDK外観
日本5G:フジクラ、ミリ波無線通信:WRC-19・66~71GHz帯(動画):
Japan 5G: Fujikura, milli wave wireless comm: WRC-19・66-71GHz band:
日本5G:藤仓,毫米波无线通信模块:WRC-19、66-71GHz频段
フジクラ:
- 5G向け新周波数帯(66~71GHz)での
- 実験試験局免許の取得
- フィールド実験を開始
世界無線通信会議:(WRC-19)
「5G向け周波数として、新たに特定された66~71GHz帯」で、動作するミリ波無線通信モジュールを開発しました。
実験試験局免許を取得して、実フィールドで各種通信実験を開始しました。
この周波数帯は、すでに、米国では免許不要な周波数帯として認可されています。
WRC-19:
全世界で、5G向けに割り当て可能・周波数帯として、新たに特定されました。
当社は、この周波数帯におけるフィールド・通信実験を、早期に対応開始。
その特性や有効な利用形態を、明らかにします。
モジュール機器のサンプル提供:
今回の実験試験局に適用したモジュール機器は、57~71GHzで動作。
- 60GHzミリ波無線通信モジュールと、
- ネットワーク処理部を接続したSDK(Software Development Kit)の
- サンプル提供を開始しました。
SDK(Software Development Kit):
SDKはミリ波無線ルーターとして機能します。
外部のネットワーク機器と接続することで、通信特性を確認できます。
さらに、SDKのコマンドを使用して、信号対雑音比や変調方式設定など、無線回線の詳細情報も確認できます。
ミリ波無線通信モジュール:
今回と同様な実験試験局の他、
60GHz帯の
- 「バックホール向け機器」、
- 「アクセスポイント(AP)」、
- 「顧客構内装置(CPE)」、
- 「V2X向け機器」等に適用が可能です。
本件に関するお問合せは、下記URLよりお願いいたします。
https://mmwavetech.fujikura.jp/ja/
用語の説明
バックホール:通信事業者の基幹ネットワークと基地局を結ぶ中継回線
アクセスポイント(AP):無線端末と通信する「、ネットワーク接続機器(基地局)
顧客構内装置(CPE):加入者敷地内に設置する通信機器
V2X(Vehicle-to-Everything):車車間通信、路車間通信・車とモノとの通信
https://www.fujikura.co.jp/newsrelease/products/2062502_11541.html
ミリ波通信:ミリ波ギガビットクラスの高速通信を実現
周波数帯域の現状:
通信速度向上のための手段の一つとして、広い周波数帯域の利用が挙げられます。
現在使用されている周波数帯域は、極超短波、センチメートル波といわれる帯域。
これらの帯域は様々な用途で分割して使用されているため、広い帯域幅を確保することが出来ません。
例えば、
Wi-Fi 、2.4GHz や 5GHz の周波数帯域:(下図①参照)
僅か 0.5GHz 以下の帯域幅にとどまっています。
ミリ波、割り当てられているサービスが少ないため、広い周波数帯域幅が確保できます。
60GHz周波数帯域:(下図②参照)
日本で 9GHz、米国で 14GHzの帯域幅の確保が可能です。
この広い帯域幅によって通信速度は桁違いに上がり、ギガビットクラスの高速通信が可能になります。
無線通信モジュール | フジクラ