芝居とキネマ 2(4)、ジーグフリード:緑の女神:ゴールドラッシュ:「ホリイ・オブ・ヴァニティ」:

 芝居とキネマ 2(4)

大阪毎日新聞社1925-04

目的:”Siegfried”:”The Green Goddess”:”Gold Rush”:”Folly of Vanity”:

ジーグフリード:”Siegfried”:

ゲルマン古代の傳説から取材した夢幻的な物語。

デクラ・ビオスコップ社:

二ヶ年の努力を費した大作品であります。

主役ジーグフリード:

扮してるのはポール・リヒテル氏で、相手女優はハンナ・ラルフ嬢です。

ジーグフリード:

自馬グラニに跨り、アルベリッヒの洞窟にニーベルンゲンの蜜を探しに行く所です。

其の途中ウオルムスの谷:

火龍を退治しその鮮血を浴びて不死身さなりジーグフリードの活躍が始まります。

監督は「ドクトル・マブゼを作つた逸一流の腕利きランク氏です。

全備驚くべきみな撮影術:

ご相俟つて、極めて興味深い映さの評判です(イリス商輸入)

逸ウファ・デクラ映書

ジーグフリード

フリツツ・ランク氏監督作品

緑の女神:”The Green Goddess”:

George Arliss in “The Green Goddess”

「線の女神」:

東洋の神秋に舞台を取つた怪奇な物語りです。

主役は、米國劇囲に名あるジョージ・アーリス氏で、

相手役は、フリス・ジョイス嬢が姿を見せて居ります。

アーリス氏の映画:

「悪魔」「ローリング・パッション」以外は、未だ我に紹介されて居りません。

その確たる熱風は、流石舞台人であることを肯かせます。

ジョイス嬢と云へば:

往年「國の光」をはじめ、多くの作品で我映界に活躍して居たなつかしい女優です。

(上)アーリス氏とジョイ嬢、

(上)は本映中の群衆・シーン

群衆の一人々々に至るまで、立派に表情を持っ居る事を注意してごらん下さい。

(日米映書社に近く輸入の豫定)

A Distinctive Picture

ゴールドラッシュ:”Gold Rush”:

Charles Chaplin in “Gold Rush”

 

「ホリイ・オブ・ヴァニティ」:”Folly of Vanity”:

フォックス社本年度の特作「ホリイ・オブ・ヴァニティ」の場面です。

「ダンテの地獄篇」などと同じく、女性の裸躰美を見せます。

裸体映画の名手:

へンリー・オットー氏の監督に成るもの、全篇、この美人で一杯です。

主役はビリー・ダブ嬢、近くフォックス社へ輸入されます。

William Fox Present:

A Henry Otto Production.

フォックス映書

芝居とキネマ 2(4):目次:

 「ジークフリード」ポール・リヒテル氏――(デクラウフア映畫) /
「男の名を云へ」メエ・マーシュ――(メトロ・ゴールドヰン映畫) /
「綠の女神」ジョージ・アーリス、アリス・ジョイス――(メトロ・ゴールド井ン映畫) /
「ホリイ・オブ・ヴアニテイ」――(フォックス映畫) /
「ゴールド・ラッシュ」のチャップリン――(ユナイテッド映畫) /
「怪物の妻」ギルバート、プリングル――(メトロ・ゴールド井ン映畫) /
「幸運襲來」シドニー・チャップリン――(パラマウント映畫) /
フェアバンクスとピックフォード /
「バビロンの沒落」コンスタンス・タルマッチ――(ユナイテッド映畫) /
「ポロ屋」ジャッキー・クーガン――(メトロ・ゴールド井ン映畫) /
「蜂雀」グロリア・スワンスン――(パラマウント映畫) /
「サイクロン・ライダー」――(フォックス映畫) /
「學窓を出て」近藤伊與吉、高島愛子――(日活映畫) /
「サロメ」水谷八重子――「娘道成寺」白拍子花子(八重子)――「彰義隊遺聞」女賊藏前お瀧(花柳章太郞)――(東京松竹座) /