COVID-19:日本でイベルメクチンの治験:興和が二重盲検実施(動画):
COVID-19: Ivermectin clinical trial in Japan: Kowa double-blind:
COVID-19:日本伊维菌素临床试验:Kowa 双盲
ーコロナ治療でPMDAと協議ー
興和(名古屋市):
「軽症患者を対象に、イベルメクチンの効果や安全性の臨床試験」を日本国内で始める。
医薬品を手がける興和(名古屋市)が、7月1日、発表した。
イベルメクチン:
2015年に、大村智・北里大特別栄誉教授が開発した薬。
既に感染症やダニによる皮膚感染症の治療薬として承認されている。
WHOは未承認:
世界保健機関(WHO)は2021年3月、
「イベルメクチンを新型コロナ治療薬として推奨しないとのガイドライン」を発表した。
「イベルメクチンの効果が不確実で、メカニズムにも不明点が多い」とした。
日本でもイベルメクチンは、新型コロナ治療薬として未だ承認されていない。
北里大病院の治験:
北里大病院が、2020年9月から、主に軽症の患者を対象に医師主導の治験を開始した。
しかし、予定よりも遅れている。
大村氏が、興和に依頼する形で治験が実現する。
興和に治験を依頼:
PMDAと協議
医薬品審査を担う医薬品医療機器総合機構(PMDA)と治験方法や開始時期を協議。
患者1千人を対象
現段階では、東京、大阪、名古屋などで陽性判明から3日以内程度の患者約1千人を対象。
二重盲検での治験
薬か偽薬かを医師も患者も知らない「二重盲検」という方法で実施する予定だ。
興和の意向
奥村睦男研究・開発本部長は「一刻でも早く始めたい。年内の治験終了をめざす」と話した。
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASP716D2CP71ULBJ002.html