インフルエンザウイルス試験で、6時間後の感染能力、99%低減
COVID-19:小松マテーレ、抗ウイルス/マスクインナー:新光触媒技術でウイルス分解(動画):
COVID-19:Komatsu Matere,Antivirus/Mask Inner:Decompose virus with new photocatalytic tech:
COVID-19:Mater小松,防病毒/面罩内部:使用新的光催化技术分解病毒
小松マテーレ:
小松マテーレは、ウイルスを酸化分解する光触媒の新技術を用い、抗ウイルスのマスクインナーを開発しました。
すでに生産を開始しており、地元の病院に数千枚単位で寄付する予定。
新光触媒技術:ウイルスを酸化分解
東芝マテリアルが技術協力し、1年半がかりで開発しました。
従来の技術:
- 一般的な光触媒では、酸化チタンを使用します。
- しかし、効果が発現するのは紫外線領域のみです。
- その為、暗い場所では効果が出にくいのが難点でした。
今回の新技術:
- 今回の新技術では、特殊な酸化タングステンを使用、
- 可視光領域を含む幅広い光で、効果が期待でき、
- 微弱な光でもウイルスを短時間で分解する。
実際の評価:感染能力/99%低減
日本繊維製品品質技術センター/インフルエンザウイルスを使い、接触試験を実施。
「1000ルクスの明るさ(昼間の室内レベル)で、6時間後に感染能力が99%低減する効果」が確認されました。
小松マテーレ:
酸化タングステンを、特殊な吸着剤と組み合わせることで、繊維上に固着させる方法を編み出し、量産加工技術を確立。
マスクインナーとして製品化し、小松市民病院へ寄付しました。
今後、同技術を使って
- 病院介護用資材、
- マスク、
- 車両内装材、
- インテリア関連、
- ユニフォームなどに展開します。
繊研新聞