🔬東工大、酸化チタンの新機能を発見 ―薄膜形状で超伝導を実現―
要点
- 地球上のありふれた元素を活用した高機能材料の創製に寄与
- 2つの異なる組成の酸化チタンを薄膜形状に合成し、組成・構造を決定
- 実験的に未解明だったバイポーラロン超伝導の発現の可能性
今回発見した超伝導体の最高転移温度は、液体ヘリウム温度を超える7ケルビンであり、安価で安定な酸化物超伝導体として応用が期待されます。
今回の研究成果は、英国の科学誌ネイチャー(Nature)の姉妹紙のオンラインジャーナル「サイエンティフィック リポーツ(Scientific Reports)」に10月2日に公開されました。