米インテル:米補助金でTSMCを追撃へ
US Intel: Pursuing TSMC with US subsidies
美國英特爾:用美國補貼追趕台積電
・インテルは、2023年決算で70億ドルの営業損失
・米国政府が、インテルに195億ドルの補助金を支給
韓国中央日報記事からSummaryをお届けします。
米国がインテルを全面支援:
米国は、ファウンドリー事業補助金で、インテルを全面支援する。
ファウンドリー事業のランキング:
1位は、台湾TSMCが、断トツの強みを発揮(49.9%)
2位は、サムスンだが、大きく引離されている(11.3%)
インテルは、2030年までにサムスンを追い抜き、2位を目指す。
インテルに巨額補助金支給:
米政府は、政府補助金枠(総額527億ドル)を設定した。
インテルに、総額で195億ドル支給することを決めた。
1.インテルに補助金85億ドルと融資(=全体の37%)を支給。
2.サムスンに60億ドル、TSMCに50億ドルの補助金を支給。
韓国中央日報:(4月2日付)
『インテルが挑発、サムスンを追い越しへ」との記事を掲載した。
1.インテルの苦い経験:
2016年インテルは、ファウンドリー事業に進出した。
しかし、技術的な限界と受注不足で、僅か2年で失敗した。
今回、再びファウンドリーへの挑戦を宣言。
2.インテル2つの戦略:
米国インテルが成功すれば、韓国サムスン顧客を奪える。
1つ目は、「夢の工程」1nmまで一気に進めること。
2つ目は、米補助金で、ビッグテック顧客を確保する。
しかし失敗すれば、「Chips for America」が壊滅する。
3.インテルの果敢な挑戦:
インテルの主張:
2021年、インテルは10nmプロセスの量産を開始。
2025年、18A(1.8nm)を世界で初めて量産するのだ。
果たして、インテルの18A量産計画は可能なのか?
TSMC・サムスンとの比較:
3月TSMC・サムスンは、’2027年までに、14A(1.4nm)の量産を、実現すること’を明らかにした。
サムスン:2016年10nmを開始。1.4nmを11年で実現。
TSMC :2017年10nmを開始。1.4nmを10年で実現。
インテル :2021年10nmを開始。1.8 nmを6年で実現する。
インテルは、この高度技術をいつ蓄積していたのか?
マイクロソフトがインテルを支援:
1.インテルのファウンドリー・18A工程を後押し。
2.インテルがマイクロソフトのAI半導体を受託する。
インテルは’18Aの委託先(=米国4社)を確保した’とのこと。
インテルのファウンドリー担当副社長
「AI時代に向けた世界初のファウンドリー」になると表明。
インテルは、TSMCやサムスンからの市場奪回を宣言した。
https://hisayoshi-katsumata-worldview.com/archives/35430284.html
Intelの決算:半導体製造で、1兆円の営業損失
GIGAZINE掲載記事からSummaryをお届けします。
Intelの決算:
2023年、ファウンドリの営業損失額が、69億5500万ドル(1兆500億円)
1.ファウンドリの赤字が、前年から大きく膨らむ。
IntelのSEC提出書類:
Date of earliest event reported : April 2, 2024 – Intel Corporation (PDF)
2023年のファウンドリ事業:
2022年・2023年とも、ファウンドリ事業で苦し
1.2023年:営業収益は、189億1000万ドル(2兆8700億円)
一方、営業損失を、69億5500万ドル計上した。
2.2022年:営業収益は、274億9100万ドル(4兆1600億円)
一方、営業損失が51億6900万ドル(7800億円)だった
投資家向け説明会:Intelのパット・ゲルシンガーCEO
1.チップ製造事業部門は、2024年に最悪の営業損失を計上。
2.2027年に損益分岐点に達する予想を述べた。
EUVリソグラフィ買い替えの件:
インテルは、ASMLのEUVリソグラフィを、買い
この
1.EUVリソグラフィは、1台1億5000万ドル(
2.インテルは、’チップ製造コストが高くなること’を懸念。
TSMCなど外部業者に委託:
ゲルシンガーCEOは、EUVリソグラフィ装置の導入を渋った。
1.Intelは、TSMCなどファウンドリーに30%を委託した。
2.今後、ファウンドリー依存率を20%
https://gigazine.net/news/