トヨタのHV:英国でトップ3を独占
Toyota HV: Dominates top 3 in UK
豐田HV:佔據英國前三名
・EVが失速。トヨタの云う通り!
・“EV先進国”でも、HVを支持
Merkmal掲載記事からSummaryをお届けします。
保険ブローカー・ハウデン:
先日、英国で人気のEVランキングを発表した。
運転免許庁(DVLA)と、運輸省の新車登録データ(2023年1月ー9月)を分析した
英・エクスプレス(2024年3月22日)
何と、1位から4位まで、全てHVだった。
売り上げトップ5ランキング:
英国はEV先進国なのに、少々意外な結果となった。
1位:トヨタ ヤリス〈HV〉51万8500台
2位:トヨタ プリウス(HV) 34万3507台
3位:トヨタ C-HR(HV) 29万6209台
4位:キア ニロ(HV) 28万8130台
5位:テスラ モデル3(EV) 27万3622台
英国の新車販売規制:
2035年から英国で新車販売が規制される。
ガソリン車とディーゼル車に、HV、PHVの新車販売が禁止される。
英国は“EV先進国”:
英国は、国策により“EV先進国”として進んできた。しかし、近頃その勢いに陰りが見られる。
1.EV向け公共充電インフラが十分でない
2.EVの価格が高止まりである ことが理由だ。
トヨタのHV販売が絶好調:
トヨタは、投資家や環境保護団体に何といわれようが、
1.HVは、消費者にとって 現実的な解決策 である。
2.EVは価格が高く、消費者が購入をためらうのだ。
HV販売台数が急増:
2022年は260万台だったが、2023年は340~350万台となった。
僅か1年間、世界中でHVが100万台近く増加したことになる。
第3Q・HV販売数は 「前年同期比47%増」 の95万1000台となった
トヨタの主張:豊田章男会長
1.’EVのシェアは30%でピークを迎える’と、2024年1月発言した。
2.FCVとエンジン車が、残りのシェアを占める。
トヨタ:宮崎洋一(CFO)
2025年頃までに 、500万台に達する可能性が高い。
トヨタは年間営業利益見通しを、4兆5000億円から4兆9000億円に上方修正した。
’トヨタHVの収益性の高さ’が、それに貢献している。
SMMT:英自動車工業会
2024年1~2月の英国の新車登録台数は、 次の通り。
・EV:15.8%
・PHV:7.9%
・HV:13.0%
トヨタHVの評判が良好:
英国消費者の声が、トヨタHVを選択している。
バッテリーが大きく価格が高い。いっぽう、コンセントで充電ができ、電気だけで数十km走行できる。
モルガン・スタンレー:アダム・ジョナス氏
1.政府の規制と消費者指向を根拠に、HV市場がすぐ廃れると予想。
2.2024年2月’トヨタに謝らなければ’ と、予測の誤りを認めた。
サイトEdmunds:ジェシカ・コールドウェル氏
1.消費者はHVを「中途半端」と感じていたのかもしれない。
2.消費者はHVを 「セクシーともクールとも感じなかった」
米国メーカーの反撃:
今まで、多くの米国メーカーは、EVを最重視していた。
GMの場合:
GMは、PHVをほとんど製造していない。
2024年1月、’これからPHVに取り組むこと’を発表した。
消費者が、’長時間のEV充電を拒否したこと’を認めたのだ。
フォードの場合:
HVを ’あくまで暫定的な技術’ と云う認識で生産していた。
2024年のHV販売台数は、40%増加。2023年の2倍のペース。
フォード:ジム・ファーレイ(CEO)
2024年2月、投資家に向け、次のように語った。
多くの顧客にとって、HVが一番人気であることが判明した。
1.今後、米国がHVの主戦場になりそうだ。
2.政権の影響を受けるが、HV人気が高まった。
ロンゴ・トヨタ:ダグ・エロー社長
2023年、HVが42%を占めた。2024年、HVが50%を軽く超える。
1.EVを検討しても、 「結局はHVを選ぶ 客」が多い。
2.価格が安く、充電問題を気にしなくて済むからだ。
今後、EVを所有するのは簡単になるが、まだその時期ではない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9f847fb0522b39e854a094460ba42e231804b65