東芝:Cu2O太陽電池を開発:発電効率8.4%(動画):
Toshiba: Developed Cu2O solar cell: Power generation efficiency 8.4%:
东芝:开发Cu2O太阳能电池:发电效率8.4%
ー透過型のCu2O太陽電池ー
2022年1月27日
東芝:
タンデム型太陽電池向けに、発電効率8.4%の透過型Cu2O太陽電池を開発した。
透過型Cu2O太陽電池:
- この電池をトップセルにした、
- タンデム型太陽電池をEVに搭載した場合、
- 充電なしで1日当たり35km走行できる。
従来のタンデム型太陽電池:
従来、トップセルで使うCu2Oでは、
Cu2O結晶中のCuO・Cu不純物が、発電効率や光透過性を低下させる。
今回Cu2O中不純物を除去:
東芝は、Cu2O発電層中の微量不純物を、X線回折法で検出して数値化した。
- 不純物が最小になるよう成膜条件を特定し、
- 優れた発電特性と光透過性を併せ持つ、
- 透過型Cu2O太陽電池を開発した。
全体発電効率が27.4%:
発電効率の試算値が世界最高値を上回る。
- この透過型Cu2O太陽電池を、
- 発電効率25%のSi太陽電池に積層した場合、
- 全体の発電効率が27.4%に達した。
この値は、2021年12月時点でのSi太陽電池の世界最高効率26.7%を上回る。
東芝エネルギーシステムズ:
量産型のSi太陽電池と同サイズの大型Cu2O太陽電池の開発に着手した。
2023年度
大型Cu2O太陽電池・外部評価用サンプルの供給を開始する。2025年度
実用サイズのCu2O/Siタンデム型太陽電池の製造技術を確立する。– EDN Japan