韓国の技術力:中国との格差が接近!
South Korea’s high-tech: The technology gap with China is small
韓國高科技:與中國技術差距較小
ー韓国は中国と縁切り、日米と連携ー
ークラリベイトの革新企業ランキングー
hisayoshi-katsumata-worldview最新記事から、サマリーをお届けします。
『中央日報』(7月19日付)
「韓日関係が回復、韓日経済の連携が大事」と題するコラムを掲載した。
筆者は、キム・ビョンヨン・ソウル大学国家未来戦略院長である。
韓日の経済連結強化は、両国の国益に大きく役立つ。
韓日関係が悪化した理由:
「韓日のサプライチェーンの連係性が弱まったこと」が、韓日対立の主な理由と云う。
中国のWTO加盟:
中国が、2001年にWTOへ加盟した。
以来中国は、安い生産コストを武器に輸出を急増させた。
韓国の対中依存:
韓国は、この過程で対中依存を深めた。
2022年01~04月は対中黒字:
しかし、以降は2022年09月だけ黒字。
あとは全部赤字です。
2023年01~03月は対中赤字:
2023年01~03月の第1四半期だけだ。
すでに「-78億8,000万ドル」に積み上がりました。
わずか3カ月で約79億ドルの赤字です。
韓国は対日貿易で赤字:
韓国は、対中貿易で大幅な貿易黒字を稼ぎだした。
一方、対日貿易での赤字を消してきたのだ。
韓国が、利益の上がる中国へ政治的に傾斜した理由だ。
韓国製造業の歴史:
韓国企業は、日本の技術をいつも模倣して出発した。
サムスンの手口:
日本が家電製品を発売すると、すぐに分解して必要な機能だけを残した。
サムスンとしての新製品を、安価に発売してきたのだ。
韓国と中国との技術格差:
ここ10年で、韓国と中国との技術格差が接近した。
韓国は、中国との縁を切り、方向転換をし始めた。
これで分るように、日本企業の技術が韓国の羅針盤である。
日本の最先端技術の所在:
「最先端技術を持つ日本との関係強化が、韓国の利益になる」と判断したのだ。
「最近のユン政権の日本への接近」が、これを意味する。
日本の中小企業に関する情報:
しかし韓国は「優れた技術力を持つ日本の中小企業情報」を、うまく活用出来ていない。
韓国政府や韓国財界:
日本の中小企業情報を集めて、韓国企業に体系的に提供する役割を果たせていない。
このためには、「日本の経済団体や日本国際協力機構(JICA)の協力」が必須だ。
日本には、高度の技術開発力を持つ中小企業がいくつも存在する。
この情報が、韓国企業に、十分に伝わっていないのだ。
クラリベイトの世界100大革新企業:
米クラリベイトが世界100大革新企業を発表した。
100大革新企業ランキング:
日本企業は37社でトップ。
米国企業は19社で2位である。
韓国企業は5社で中国は4社のみの実態だ。
韓国経済の行方
韓国は、日本へ接近しなければ明日の韓国経済がないと思い定めたのであろう。
韓国は、日本の力量を冷静に評価する環境に追込まれている。
https://hisayoshi-katsumata-worldview.com/archives/32835411.html
アジアから最多の58選出:革新的企業・機関トップ100
Science Portal China掲載記事から、サマリーをお届けします。
国際学術・特許情報調査:「クラリベイト」
毎年、公表している最もイノベーティブな企業・機関トップ100。
アジアから最多の58企業・機関を選出した。
アジアの国・地域別
昨年から3社増えて38社となった日本が昨年に続き最多選出国となった。
2位の米国19社(昨年比1増)との差をさらに広げた。
アジア地域からは日本に次いで、
台湾の11企業(昨年比 2増)、
韓国の5企業(昨年と同数)、
中国の4企業(昨年比1減)が選ばれている。
台湾の選出企業・機関(11社・機関)
友達光電(AUオプトロニクス)
台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)
鴻海科技集団(フォックスコン・テクノロジー)
工業技術研究院(ITRI)
聯發科技(メディアテック)
南亜広達電脳(クワンタ・コンピュータ)
瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)
台湾積体電路製造(TSMC)
華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス) 緯創資通(ウィストロン)
韓国の選出企業(5社)
現代自動車
起亜 LGグループ
サムスン
SKグループ
中国本土の選出企業(4社)
瑞声科技(AACテクノロジーズ)
螞蟻集団(アントグループ)
京東方科技集団(BOEテクノロジー)
華為(ファーウェイ)