韓国:韓国での就職難:ソウル「KOREC」(動画):
South Korea: Employment difficulties in South Korea: Seoul “KOREC”:
韩国:在韩国很难找到工作:首尔“ KOREC”
ソウル「KOREC」:
ここはソウル。
受講生は全員韓国人だ。
近年、日本への就職を希望する学生が急増しているとのこと。
2020年12月、ソウル市新村で日本への就職あっせん事業を行う「KOREC」を訪れた。
日本の企業に就職:
KORECでは、
- 韓国人就活生たちに、
- 日本企業の採用情報を提供したり、
- 就活に関する教育などを行ったりしている。
韓国産業人力公団:
2015年、韓国から日本企業に就職した人は632人だった。
2019年、その数は2469人と、4倍近く増加している。
2020年、新型コロナウイルス感染拡大で両国の民間往来は激減した。
しかし、日本への就職希望者は、減っていないという。
毎日新聞
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20201231/pol/00m/010/005000c
韓国での就職難、日本の「ポテンシャル採用」が魅力
KOREC:
代表の春日井萌さん(29)が17年に事業を立ち上げ、2019年に法人化した。
法人化以降、KORECのセミナーを受講した就活生は約200人に上り、延べ300人以上の内定を出している。
私が見学したセミナーは約2時間で、就活初心者を対象にした入門講座。
- 生徒の自己PR文を、参加者同士で添削したり、
- 講師が、就活における重要単語を解説したりした。
- 講師の説明、生徒の書いた文は、すべて日本語だ。
韓国での就職難:
セミナーを受講した学生たちに話を聞いた。
「とにかく就職するのが大変。(韓国では)3~4年就活するのは普通です」
2018年、大学生の韓国での就職率は、64.2%にとどまっている。
日本での就職率98%(20年春卒業)と比べるとその低さが際立つ。
「スペック」の存在:
背景として、参加者全員が口をそろえて、「スペック」の大変さを語った。
韓国で就職するには、自分の能力を示す資格や経歴が必須。
それらをスペックと呼んでいる。
韓国は学歴社会:
韓国は日本以上の学歴社会であるため、まず大学名が重要になる。
そのうえで
- 理系ではTOEIC800点、文系なら900点以上
- コンピューター活用能力試験
- 韓国史・国家試験を持っていることが、最低限必要。
- 最近は中国語検定「HSK」をとる人も多い。
韓国経済研究院:
2019年の韓国若年層(15~29歳)失業率は、8.9%に上る。
2019年の日本の失業率は、3.6%にとどまっている。
2020年5月現在、最終学校卒業者のうち未就業者は166万人で、07年以降過去最多を記録した。
日本の「ポテンシャル採用」:
海外で就活をするなんて、自国で就職するよりさらに大変ではないだろうか。
その理由を就活生に尋ねた。
日本企業の「ポテンシャル採用」に魅力を感じる人が多いことが分かった。
韓国の場合:
韓国では、マーケティング職、営業職などと職務ごとに採用するケースが一般的。
このため、大学の専攻や資格が重要視される。
その職務の専門的な知識や能力がある人が優先的に採用されるという。
日本の場合:
一方、日本の場合、多くの企業は総合職として一括採用した後、入社後に育成する。
つまり、大学での専攻に関係なく就職するチャンスがある。
日本の企業は、自分のスペックだけではなく、ポテンシャル(可能性)を見てくれる。
日本企業は韓国の就活生にとっては魅力的だという話だった。
Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/a23d29ffe1d1116cc24e46c3ea35c0c31aae92bb
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