国・地域別論文数のそれぞれ「2006~08年」「2016~18年」の上位10位(NISTEP提供)
Top10パーセント補正論文数のそれぞれ「2006~08年」「2016~18年」の上位10位(NISTEP提供)
主要国の研究開発費総額の推移(NISTEP提供)
世界の論文数:中国が米国抜き初の1位:科学技術指標2020(動画):
Number of papers: China ranks TOP first for the first time: Index 2020:
全球论文数量:中国首次超越美国排名第一:2020年科学技术指数
世界の論文数:
2020年8月12日
日本は、論文数で4位に下がった。
一方、複数国への出願数で、トップ維持している。
文部科学省:科学技術・学術政策研究所(NISTEP)
世界主要国の科学技術活動を体系的に分析し、科学技術指標2020を公表した。
「科学技術指標2020」:
自然科学の論文数:
中国が米国を抜いて初めて世界1位になった。日本は4位。注目度の高い論文数:
日本は9位で、いずれもの指標でも10年前より順位を落とした。複数国への特許出願数:
一方、複数国への特許出願数で日本は昨年、一昨年に引き続きトップを維持している。科学誌に掲載:自然科学論文
また、主要指標の一つとして、2016~18年の調査対象期間に科学誌に掲載された自然科学の論文を分析した。
自然科学論文は国際共著が多いため、国ごとの論文への貢献度を加味して本数を修正した(分数カウント法)。
調査対象期間の年平均論文数は約154万本(年平均)。
直近の2018年は約160万本だった。
1年当たりの論文数:
中国:305,900本、シェア19.9パーセント、
米国:281,500本、18.3パーセント
ドイツ:67,000本、4.4パーセント、
日本:64,900本、4.2パーセン、中国:1981年分析開始以降、初めて1位になった。
日本:今回、ドイツに抜かれて3位から4位に下がった。
「注目度の高い論文」:
「注目度の高い論文」は、他の論文に多く引用される。
「Top10パーセント補正論文数」で調べてみた。
1位:米国のシェア24.7パーセント
2位:中国の22.0パーセント9位:日本は2.5パーセント
20年前(6.1パーセント、4位)、
10年前(4.5パーセント、5位)、
見比べても低下傾向が顕著になっている。2018年研究開発費:(OECD推計)円換算
1位:米国で60.7兆円、
2位:中国は58.0兆円、3位:日本は17.9兆円
国単位ではドイツや英国より多く3位を保った。
中国は対前年度比10.3パーセント増で、主要国中最も伸びている。
2019年の研究者数:
1位:中国で186.6万人、
2位:米国で143.4万人。3位:日本で67.8万人
2カ国以上への特許出願数(2013~15年):パテントファミリー数
特許出願に着目し、各国の発明数の国際比較を、可能な形で計測した。
パテントファミリー数(2013~15年)では、
日本:
6万1800件、シェア26.3パーセント。
10年前同様に米国とドイツを上回ってトップを維持した。米国:
2位の米国は5万4200件、23.0パーセント。中国:
数、シェアとも大きく増やして10年前の8位から5位へなっている。SciencePortal
https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2020/08/20200812_01.html