ニデック:インド最大の新工場を着工
Nidec: Construction begins on India’s largest new factory
日本電產:印度最大新工廠開工
ー2025年からEV用モーターを生産ー
ーインド自動車部品会社の最新動向ー
日刊自動車新聞記事からサマリーをお届けします。
ニデック:
インドのカルナータカ州フブリ・ダールワール市に新設する。
工場起工式を開催
モーション・エナジー事業本部、インド4カ所目の生産拠点。
2025年4月からEV用モーターを生産する。
新工場の規模
ニデックとしてインド最大。
敷地面積は12万平方メートル。
延床面積は5万5千平方メートル。
25年9月までに45億ルピー(80億円)を投じる。
6つの製造施設
自動化設備を備えた6製造施設を設ける。
EV用モーター、発電機用オルタネータ、
駆動装置などを生産する。
年産能力は非公表。
28年末までにカーボンニュートラル工場を目指す。
https://www.netdenjd.com/articles/-/290369
自動車部品メーカー:インドへの投資相次ぐ
ー内需回復や豊富なソフト人材ー
ー中国とのデカップリング、リスク回避ー
日刊自動車新聞記事からサマリーをお届けします。
自動車部品各社:
自動車部品各社が、インドへの投資を増やしている。
日清紡HDと独コンチネンタル:
日本、ドイツの合弁工場が10月から稼働する。
「日清紡コンプリヘンシブ・プレシジョン・マシニング」:
自動車用電子制御ブレーキシステム(EBS)や横滑り防止装置(ESC)のバルブブロックを生産。
日清紡HDのインド拠点として2拠点目だ。
2025年までに年産能力を250万個に増やす。
三光合成:
金型や樹脂部品を手がける三光合成。
インド工場の新増設に動き出した。
既存工場で、自動車の内外装部品やバンパーの金型などを手がける。
グジャラート州工場用地を拡張用に手当てした。
ハリヤナ州にあるジャジャール工業団地に新工場を建設する。
インドのANANDとヘッドスプリング:
インドの自動車部品メーカー、ANANDグループ。
パワーエレクトロニクス製品のヘッドスプリング。
7月、ハリヤナ州に技術センターを開設した。
EV充電器やインバーター、電動二輪車や三輪車用充電器などを開発する。
2024年、25人のエンジニアを倍増する。
中国とのデリスキング:
インドは内需が回復の過程。インドはソフト人材の豊富さが魅力的。
中国とのデカップリング(分断)、リスク回避の流れが背景にある。
ジャパンディスプレイ:
すでに複数企業から、技術支援や共同事業の引き合いが来ている。
有機ELのeLEAP:
同社は、eLEAP製品の工場建設に向け、具体的な協議を継続中。
パイオニア:
インドに初の研究開発拠点を2カ所設ける。
インド人エンジニアを登用:
車載用インフォテインメントシステムやコネクテッドカーソリューションを開発する。
タタ・エレクシーとアルプスアルパイン:
タタ・エレクシーと車載ソフト開発で組む。
タタ・エレクシー拠点内に、グローバルエンジニアリングセンターを開設。
50人のエンジニアを登用し、コネクテッド技術やサイバーセキュリティーなど車載ソフトを開発。
米中対立の影響:
中国で「反スパイ法」が改正施行された。
日本企業は、デリスキングの一環としてインドに注目し始めた。
日本の「通商白書」
日本企業が抱く中国への警戒感を紹介した。
インドやASEANを重視する企業が増えている。
インド政府の政策:
インドの電動化政策で、自動車部品の新たな需要が見込める。
SDV(ソフトウエア・デファインド・ビークル)で、ソフト開発が重要になる。