海自のイージス艦:SPY-7レーダで宇宙空間探知
MSDF Aegis ship: Detecting outer space with SPY-7
MSDF 宙斯盾艦:利用 SPY-7 雷達偵測外太空
・従来のイージス艦は、SPY-1・対空レーダを搭載
・今回のイージス艦は、SPY-7・対空レーダを搭載
乗りものニュース掲載記事からSummaryをお届けします。
日本の防衛省が正式発表:
自衛隊は、イージス艦向けに、SPY-7レーダーを搭載する。
米ミサイル防衛庁とロッキードが、米国で試験を実施。
2024年4月2日’SPY-7レーダでの宇宙空間試験’に成功した。
SPY-7の’FirstTrack試験’:
SPY-7の宇宙空間物体探知・追尾能力を検証した。
1.ハード・ソフトが、宇宙空間物体を正確に探知・追尾。
2.SPY-7の情報を、正常に伝送できることを確認した。
SPY-7の試験概要:
3月29日、米国NJ州の地上施設で、試験を実施した。
1.イージス・ウェポン・システムと連接した上で、
2.SPY-7が、宇宙空間の物体を探知・追尾する。
日本のイージス搭載艦とは:
今回、イージス・アショア(=陸上配備型イージス・システム)の代替として、イージス搭載艦を開発する。
1.従来のイージス艦は、対空レーダとしてSPY-1を搭載する。
2.日本のイージス艦は、イージス・アショア向けに、SPY-7レーダを搭載する。
日本のイージス搭載艦の仕様:
基準排水量は1万トン前半、速力は30ノット(55.6km/h)、
動揺に強い設計とする方針が示された。
1.就役後は、西側で最大の水上戦闘艦となる見込み。
2.主にBMD(=弾道ミサイル防衛)を担当する。
日本のイージス艦の装備:
弾道ミサイルやHGV(=極超音速滑空兵器)などの攻撃に対処する。
先ずは、’SM-6対空ミサイル’として、イージス艦に装備。
1.’対HGV新型迎撃ミサイル(米ミサイル防衛庁)’を搭載する。
2.’12式地対艦誘導弾能力向上型’の艦対艦ミサイルを搭載する。
防衛省の2024年度予算:
2024年度予算に、整備費用として3797億円(2隻分)を計上。
今年度からイージス・システム搭載艦の建造を開始。
2027年度に1番艦、2028年度に2番艦が就役する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a6ee219ec6cc5af4ed443795714b6194fb2cbb5
Lockheed Martin Japan:
SPY-7は、世界で最も強力で多用途なレーダー
SPY-7は、陸・海・空多層防御システムの最高峰
SPY-7は、弾道ミサイルや対空ミサイルを防衛する。
SPY技術の拡張性:
イージス艦、イージス・アショア、長距離識別レーダー(LRDR)などに搭載。
1.従来のSPY-1レーダーの数倍の性能を保有
2.一度に、複数の高機能弾道ミサイルの脅威を検知・追尾
SPY-7は最高の技術水準:
2021年米国政府納入の長距離識別レーダー(LRDR)に活用。
SPY-7は、米国の技術成熟度レベル(TRL)7にランク付け。
https://www.lockheedmartin.com/ja-jp/index/products/spy-7-japan.html