三菱電機:米軍レーダーの製造に参画
Mitsubishi Electric: Participates in the production of US military radar
三菱電機:參與生產美軍雷達
ー「SPY-6」向け電源装置を三菱電機から調達
ーRTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)とタッグ
日本経済新聞掲載記事からSummaryをお届けします。
日本経済新聞(11月9日)
日経新聞は、朝刊で「三菱電機、米軍へ装備供給」と報じた。
米航空防衛大手と共同開発:
艦船用レーダーの基幹製品である電源装置を、RTXに納めます。
米軍の防衛装備品向けに、基幹部品を納入するのは初めて。
狙いはどこにあるのでしょうか。
「SPY-6」の電源装置:
「SPY-6」は、米海軍のミサイル駆逐艦や空母に搭載する新型レーダー
RTXは、「SPY-6」の電源装置を三菱電機から調達する方針。
「SPY-6」の規模は32億ドル(4800億円)に達する。
「SPY-6」レーダーとは:
2022年、RTXは米海軍から新型レーダー「SPY-6」を受注した。
1.5年で最大31隻の艦船向けに、SPY-6を製造。
2.従来より広範囲で、ミサイルや航空機の動きを探知。
3.米国海軍で、数十年間にわたる主要レーダーになる。
三菱が生産能力を増強:
三菱電機は、日本の自衛隊艦船向け’レーダー開発製造の主力ベンダー’
今年6月、日本政府が防衛費拡大の方針を示した。
三菱の防衛事業強化策:
レーダーシステムや誘導弾、人工衛星の生産能力を増強する。
1.尼崎市や鎌倉市など、4拠点に700億円を投資。
2.防衛・宇宙システム事業で、1000人増やす計画。
オーストラリア国防省:
10月、オーストラリア国防省と、防衛装備品の共同開発事業契約を締結した。
フィリピン空軍:
11月、フィリピン空軍に警戒管制レーダーを納入した。
今回、米軍向け実績を積むことで、国際防衛市場での信頼性が高まる。
アジアを中心に、グローバル市場を開拓する上でも追い風だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL08B2Q0Y3A101C2000000/
日本の防衛・宇宙事業:売り上げが急速に増加
note.com掲載記事からSummaryをお届けします。
三菱の防衛・宇宙事業売り上げ:
2026年、防衛・宇宙システム事業の売上高を4000億円に引き上げる。
2024年決算見込みに比べ、48%増加の見込み。
日本の「防衛装備移転の三原則」の効果
日本の「防衛装備移転三原則」が、ようやく実ってきた。
三菱電機が米軍向けの実績を積み、日本の防衛産業もこれに続いてほしい。