慶応大：ロピニロールでＡＬＳの進行抑制：ｉＰＳ細胞で創薬（動画）：
Keio Univ:Suppress ALS progress with ropinirole:Drug discovery with iPS:
庆应义University大学：罗匹尼罗抑制ALS进展：iPS细胞的药物发现
難病「ＡＬＳ」の治療薬：
「徐々に筋肉が衰える難病ＡＬＳ」には、根本的な治療薬がありません。
慶応大学の研究グループ：
「そのＡＬＳの進行を、パーキンソン病薬で、遅らせることができた」と、慶応大学の研究グループが発表しました。
ｉＰＳ細胞を用いた創薬：
研究グループは「ｉＰＳ細胞による創薬で、既存薬以上の効果をもたらす薬を同定したのは世界初だ」と話しています。
岡野栄之教授らの研究グループ：
「ＡＬＳを発症して５年以内の患者２０人」を対象に、治験を行いました。
ロピニロール塩酸塩の治療薬：
ＡＬＳ患者に、パーキンソン病治療薬・ロピニロール塩酸塩を１年間投与。
半年間遅れて飲んだ患者に比べ、「病気の進行を、およそ７か月遅らせることができた」ということです。
- 筋力や活動量の低下が抑えられ、
- 歩けなくなるといった症状も抑えられました。
今回の治験結果：
今回の治験では、
- 家族性ＡＬＳの患者だけでなく、
- ＡＬＳの大多数の孤発性患者７０％にも、
- 効果があることが示されたということです。
岡野教授らは、
- ＡＬＳ患者のｉＰＳ細胞をもとに、
- 試験管の中に患者の病態を再現し、
- 既存薬１２００種類による治療効果を調べました。
ロピニロール塩酸塩を同定：
その結果、「ロピニロール塩酸塩がＡＬＳにも効く可能性があること」を突き止めました。
動物実験を経て、ヒトでの効果を確かめていました。
日本テレビ系（NNN）- Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/98b149292e132ea0046e2a9682e37a860f2dcb52
Ropinirole hydrochloride may attenuate the disease progression of ALS
Keio University
May 20, 2021
Keio University Hospital
Keio University School of Medicine K Pharma, Inc. In a new clinical trial (ROPALS trial), researchers from Keio University
have found a novel drug to be safe and effective for treating amyotrophic lateral sclerosis Tokyo, Japan
Amyotrophic lateral sclerosis (ALS)
is a deadly neurodegenerative disease with no known treatment.
In a new randomized clinical Phase I/IIa trial, researchers from Keio University
treated ALS patients with ropinirole, a drug often used to treat Parkinson’s disease.
After a period of 1 year,
they found the drug to be safe and, most importantly, to have a significant effect in slowing the progression of the disease and reducing patients’ symptoms.
For further information,
please refer to the following PDF file.
Ropinirole hydrochloride may attenuate the disease progression of ALS Keio University
https://www.keio.ac.jp/en/press-releases/2021/May/20/49-80091/