JAXA:NEC、静止軌道上でGPS航法を実現:微弱信号の捕捉・追尾・復号(動画):  JAXA: GPS navigation in geosynchronous orbit: capture、tracking、decoding: JAXA:NEC在地球同步轨道上实现GPS导航:微弱信号的捕获/跟踪/解码

JAXA:NEC、静止軌道上でGPS航法を実現:微弱信号の捕捉・追尾・復号(動画): 
JAXA: GPS navigation in geosynchronous orbit: capture、tracking、decoding:
JAXA:NEC在地球同步轨道上实现GPS导航:微弱信号的捕获/跟踪/解码

-「静止衛星用GPS受信機」を開発 –

JAXA
NEC
NECスペーステクノロジー:

GPS衛星からのGPS信号を利用して、衛星の時刻/位置/速度を高精度に決定します。

この度、国内で初めて、GPS航法を静止軌道上で実現した。

静止軌道上でGPS航法を実現:

これにより、

  1. 自律的航法や軌道制御運用の効率化、
  2. 衛星画像の幾何補正精度向上、
  3. 衛星搭載システムの時刻基準高精度化など、

これは、静止衛星の能力の大幅な向上に寄与するとしている。

「静止衛星用GPS受信機」:

JAXAとNECが共同で開発した。

微弱なGPS信号の捕捉/追尾/メッセージ復号を可能とする技術を用いている。

  1. 今回静止衛星において軌道上で、
  2. GPS信号を4機以上のGPS衛星から受信して、
  3. 安定したGPS航法を継続できると確認した。

NECスペーステクノロジー:

NECスペースでは、この受信機の開発/製造/販売を担当。

これらの研究開発成果を踏まえ、 2021年春から国内外で販売を開始する。

ZDNet Japan

https://japan.zdnet.com/article/35166823/

JAXAとNEC、静止軌道上で国内初のGPS航法を実現

-光データ中継衛星搭載の静止衛星用GPS受信機を活用して- 

従来のGPS航法

GPS航法はこれまで、広く用いられています。

  1. 低軌道衛星において高精度な軌道決定、
  2. 衛星搭載システムの時刻基準の高精度化や、
  3. 自律的な軌道制御による運用効率化等に、

静止衛星でのGPS航法の利用:

しかし、従来のGPS衛星は、地表に向かってGPS信号を送信しています。

GPS衛星よりも高い高度(36,000km)に位置する静止衛星に対し、地球のほぼ反対側にある遠く離れたGPS衛星から、微弱なGPS信号は届きます(参考図)

しかし、この微弱なGPS信号をとらえることは難しいため、静止衛星でのGPS航法の利用は、普及していませんでした。

本受信機:

JAXAとNECが共同で開発。

微弱なGPS信号の捕捉・追尾・メッセージ復号を可能とする技術を用いています。

  1. 静止衛星において、軌道上でGPS信号を  
  2. 4機以上のGPS衛星から受信して、
  3. 安定したGPS航法を継続できること、

微弱なGPS信号の捕捉/追尾/メッセージ復号を可能とする技術を確認しました(図2)

https://www.jaxa.jp/press/2021/02/20210219-1_j.html