インドネシア:潜水艦2隻をフランスと契約
Indonesia: Contract with France for two submarines
印尼:與法國簽訂兩艘潛艦合約
・Scorpene Evolved-Full LiBタイプを採用
・Naval Groupは、フィリピンにも提案か?
JANES掲載記事からSummaryをお届けします。
Naval Group:
4月2日、インドネシアから、Scorpene Evolved-Full LiBを2隻受注した。
’契約に基づいて、潜水艦2隻はPT PALで建造の予定’と発表。
フランスは、オランダ海軍に続き、インドネシア海軍から潜水艦の受注に成功した。
フランスとインドネシア:
2022年2月、’スコルペヌ型潜水艦、調達に関する合意文書(MOU)’を、署名済みである。
Scorpene Evolvedとは:
スコルペヌ型潜水艦の鉛蓄電池を、リチウムイオン蓄電池に変更したモデルのこと。
潜水艦の推進システム:
1.AIP機関+リチウムイオン蓄電池の組み合わせ、
2.リチウムイオン蓄電池との2タイプある。
前者は、AIPグレードの水素や液体酸素インフラが必要である。
インドネシアは、Scorpene Evolved-Full LiBタイプを選択した。
技術をPT PALに移転:
Naval Groupは、今回の契約に基づき、技術をPT PALに移転する。
インドネシアが、潜水艦の建造/運用/保守を主体的に行う。
1.高度な技術職の雇用を、何千人分も創出できる。
2.フランスはインドネシアの利益のため、主権構築に協力。
Scorpene Evolvedのスペック:
Naval Groupが公開したScorpene Evolvedのスペック
1.排水量1,600トン~2,000トン、全長72m、
2.水中速度20ノット、潜航深度300m、
3.乗組員31名、弾庫容量18発、魚雷発射管6門、
連続行動時間80日、航続距離8,000海里、年間稼働率240日である。
Evolvedの戦闘管理システム:
1.イタリア製・Black Shark、フランス製・F21、
2.エグゾセの水中発射、D-19を魚雷発射管から発射出来る。
多機能UUVを予め統合:
ISR、電子戦、対潜戦、機雷戦、スマート機雷、訓練などの用途に使用できる。
Scorpene Evolvedは、フィリピン海軍にも提案される可能性が高い。
Naval Group bags contract for two Scorpene Evolve
Naval Group has partnered with the French government’s Directorate General of the Treasury to fully fund the programme via three sources of loans.
These include a credit facility with France’s Banque publique d’investissement
a direct loan from the Directorate General of the Treasury, which would fund up to 85% of Naval Group’s portion of the contract.