中国：Tianqi Lithium､2000億円の債務危機：リスケジュール交渉中（動画）：
China: Tianqi Lithium, 200 billion yen debt crisis: Reschedule：
中国：天齐锂业，2,000亿日元的债务危机：重新安排谈判正在进行中
天斉鋰業：Tianqi Lithium Industries Inc
中国のリチウム大手の天斉鋰業が、深刻な債務危機に直面している。
天斉鋰業は、「11月29日に期限を迎えた18億8400万ドル（約1962億円）のシンジケートローン」の返済に行き詰まり、銀行団と協議を重ねていた。
期限翌日の11月30日、天斉鋰業は「期限の1カ月延長に合意した」と発表。
同社と銀行団は今後も債務のリスケジュールについて交渉を続ける。
オーストラリアやチリ鉱山権益：
オーストラリアや南米チリの鉱山権益を、保有している。
債務危機のきっかけは、同社が2018年12月に行った海外での大型買収だ。
チリ・リチウムSQMに、総額40億6600万ドル（4234億円）の巨費を投じた。
そして、SQMの発行済み株式の23.77％を取得した。
従来取得分と合わせ、SQM株式の25.86％を保有する第2位株主になった。
銀行団から35億ドル借金：
この買収を実現するため、天斉鋰業は中信銀行を主幹事とする中国内外の銀行団から35億ドル（約3644億円）を借り入れた。
当時の借り入れ契約：
そのうち
- 23億ドル（約2395億円）を2年以内に、
- 12億ドル（約1249億円）を5年以内に、
それぞれ段階的に分割返済することになっていた。
リチウムの相場下落：
SQM株の取得完了後、リチウムの国際相場が、供給過剰で下降局面に入ってしまった。
天斉鋰業は重い金利負担に加え、海外資産の減損リスクに備える引当金計上を迫られた。
2019年決算赤字に転落：
2019年決算では、純損益が59億8000万元（約946億円）の赤字に転落。
最近は、利息支払いも滞り、苦況に陥っていた。
中国Biz＆Tech | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/394119?display=b
China’s struggling Tianqi Lithium to get $1.4bn from Australian deal
HONG KONG
Tianqi Lithium, a Chinese lithium producer struggling to meet heavy debt repayment obligations,
said it had reached agreement to sell almost half of its interest in the world’s largest mine for the mineral now prized by electric vehicle producers.
The Shenzhen-listed company
is selling a 49% stake in the investment vehicle holding its stake in the mine at Greenbushes, Western Australia for $1.4 billion to IGO Ltd.
Investors
welcomed the news of debt relief, disclosed in a Shenzhen Stock Exchange filing late Tuesday night, pushing up Tianqi’s shares on Wednesday by their daily trading limit of 10% to 32.51 yuan.
The shares ultimately closed up 5.9% at 31.30 yuan.
Nikkei Asia
Tianqi Lithium Corp