日本:多収の四季なりイチゴ:「夏のしずく」(動画):
Japan: High-yielding four seasons Strawberries: “Summer drops”:
日本:四季高产草莓:“夏滴”
ー10アールで3トン超、既存品種の2・4倍 ー
農研機構:
7月28日、四季なり性のイチゴ「夏のしずく」を育成したと発表した。
- 果実が硬く輸送や日持ちしやすい。
- ケーキなどの業務向けに適している。
夏秋期の6~11月に既存品種の1・4~2・4倍の10アール3トン以上を見込める。
輸入品の置き換えに、つながると期待する。
東北5県で共同研究:
青森と秋田、岩手、宮城、山形の東北5県との共同研究で育成。
苗は9月以降に販売される予定。
従来は、冬から春に収穫:
国内で生産されているほとんどのイチゴは一季なり性品種。
低温・短日条件で花芽を付け、冬から春にかけて開花・結実する。
新品種は、一年中収穫:
一方、四季なり性品種はほぼ1年を通して開花・結実するのが特徴だ。
- 北海道や東北地方など高冷地で、
- 新品種を使って、夏秋期に生産されている。
新品種「夏のしずく」:
既存の四季なり性品種より、果実が硬いのが特徴だ。
夏秋取りイチゴにとって果実の硬さは特に重要な要素。
硬いほど輸送しても形が崩れにくく、日持ちしやすい。
農研機構新品種 / 日本農業新聞