ハイテク規制:米国で進む“ファーウェイ抜き”:日本大手の動向(動画):
High-tech regulations: Huawei removal in the US: for major companies:
高科技法规:美国的“没有偏远地区”:日本主要公司的趋势
米国商務省:
安全保障を理由に、ファーウェイへの規制を強化した。
トランプ政権は、通信機器を通じた情報流出を警戒。
5Gをはじめ、ハイテク分野での米中の覇権争いが背景だ。
日本の電子部品大手:
電子部品大手は、いずれも個別企業との取引状況を明らかにしていない。
供給部品によって状況は異なるようだ。ソニー:
CMOSイメージセンサー世界最大手のソニーはすでに影響が顕在化している。
ファーウェイが、制裁発動前に先手を打って在庫を積み増した。
反動減でカメラ部品が低迷したまま。
キオクシア:(旧東芝メモリ)
NAND型フラッシュメモリー世界大手のキオクシア(旧東芝メモリ)も打撃を受ける。
ソニーなどのゲーム機向け特需が、ファーウェイ・ショックを多少緩和してくれそう。
ジャパンディスプレイ:(JDI)
ジャパンディスプレイは、米アップル向けと比べ、ファーウェイ向けの液晶パネル取引は少ない。
今後、ほかの中国系スマホメーカーからの引き合いが増える。
京セラなど:電子部品メーカー
多くの電子部品メーカーが、ファーウェイに部品を供給している。
村田製作所:
コンデンサーや表面波フィルターなど、
- ロームはIC、
- TDKはセンサー、
- 太陽誘電はコンデンサー
- アルプスアルパインはアクチュエーター、
- ミネベアミツミはバックライトやコネクター
などを供給している。
日本の電子部品メーカー:
全体的に、日本の電子部品メーカーはファーウェイ以外との取引も多い。
今回の影響は、限定的との声が多い。
通信基地局関連への影響はどうか。
住友電工:
5G対応携帯基地局向け、窒化ガリウム(GaN)デバイスを、ファーウェイなどを製造。
複数の通信機器メーカーに、供給している。
窒化ガリウム(GaN)デバイス:
同デバイスは世界で需要が増え、国内工場で増産投資を継続中。
2021年には、米国で生産も始める計画。
住友電工は「一般的に製品供給先は1社に偏らないよう分散している」
現時点の影響は、限定的のようだ。
通信事業者の需要:
ファーウェイ以外・大手通信事業者からの需要も多い。
NEC、富士通、エリクソン、ノキアといった通信機器メーカーが採用すれば、
GaNデバイスの販売が、大きく減る事はない。
ただ「需要への影響は不透明なので、動向を注視する」(住友電工)