島津製作所：’水中光Wi-Fi’を実現：水中光無線’MC100’（動画）：
Shimadzu:Underwater optical Wi-Fi realized:Underwater wireless“MC100”：
Shimadzu：实现水下光学Wi-Fi：推出水下光学无线“MC100”
島津製作所：’水中光Wi-Fi’
水中光無線通信装置
島津製作所は、2月27日に水中光無線通信装置「MC100」を発売します。
本装置は、10メートル以上の距離で、95メガbps以上の通信速度による水中無線通信を可能にしました。
「MC100」：利用分野
海底探査・パイプライン保守管理などに用いる無人潜水機（水中ドローン）向けに提供。
安定的な水中通信を実現いたします。
従来の技術：
従来、水中での通信にはケーブルによる「有線」､もしくは通信速度が低い「音波」が主流でした。
- 有線方式は、ケーブルによって水中ドローンの活動に制限。
- 音波方式は、数十キロbpsの通信速度が限界。
- 各社が水中光無線を研究していますが、LED光源製品が主流。
当社の技術：
島津製作所では、指向性と応答速度に優れた半導体レーザーを源に用いました。
「低消費電力のまま高速通信」出来る､水中光無線通信装置「MC100」を開発。
「海洋研究開発機構」（JAMSTEC）
島津製作所と「海洋研究開発機構」（JAMSTEC）が､この装置開発に取り組みました。
防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」を利用した、研究開発※の成果です。
水中光無線通信技術：
防衛・民生両方で活用できる’デュアルユースの技術’です。
今後も、“水中光Wi-Fi”と呼べるような通信環境を構築する技術を提供し、海洋開発に貢献して参ります。
2020年 | 島津製作所
https://www.shimadzu.co.jp/news/press/z4yxg4_r4xf88jox.html
水中光無線通信による100m超の20Mbps双方向通信に成功 ～水中光Wi-Fiの構築及び水中観測機器のIoT化へ大きく前進～＜プレスリリース＜海洋研究開発機構 | JAMSTEC