阪大：世界初iPS細胞から角膜上皮細胞シート移植:失明患者視力回復(動画）:
Osaka Univ:transplant of corneal epithelial iPS cellsheet:Visual recovery in blind patients:
大阪大学：世界上第一例从iPS细胞移植角膜上皮细胞片：盲人患者的视力恢复
研究成果：ポイント
- ヒトiPS細胞由来の角膜上皮細胞シート移植を世界で初めて実施した
- 角膜疾患のため失明状態にある多くの患者の視力回復に大きく貢献する
概要：
大阪大学大学院医学系研究科の西田幸二教授（眼科学）らのグループは、2019年7月にヒトの人工多能性幹細胞（iPS細胞※1）から作製した角膜上皮細胞シートを角膜上皮幹細胞疲弊症※2の患者1名に移植しました。
iPS細胞を用いた角膜再生：
この臨床研究では、京都大学iPS細胞研究所より提供された他人のiPS細胞を用いています。
- 世界で初めてのiPS細胞を用いた角膜再生の臨床研究です。
- 独自に開発した方法で、角膜上皮細胞を誘導しました。
- 今回、角膜上皮組織（培養してシート状にした）の安全性と効果を検証した。
2019年8月23日に患者様は退院となりました。引き続き、移植後の経過観察を実施していきます。
今後の研究：
本法は、既存治療法における問題点、特にドナー不足や拒絶反応などの課題を克服できます。
｢世界中の角膜疾患･失明状態患者の視力回復｣のために、革新的な治療法を提供します。
大阪大学医学系研究科・医学部