日本のEEZ:小笠原諸島の大陸棚が拡大へ
Japan’s EEZ: Ogasawara continental shelf expands
日本專屬經濟區:小笠原大陸棚擴大
・小笠原の海底は、コバルトやニッケルが豊富
・国連・UNCLOS条約締結で、優先的に探査可能
日本経済新聞掲載記事からSummaryをお届けします。
日本の岸田文雄首相:
12月22日、’小笠原海台海域で大陸棚を広げる’と明らかにした。
およそ12万㎦の海域が加わる。
国連海洋法条約(UNCLOS)に基づき海底資源を優先的に探査できるようになる。
小笠原の大陸棚:
小笠原地域の海底は、コバルトリッチクラストが積み重なっている。
資源エネルギー庁:
堆積量や含有割合の調査に乗り出す。
1.コバルトはEVのバッテリーに使用する。
2.経済安全保障上の重要な鉱物にあたる。
総合海洋政策本部の会合:
関係国・米国との調整が進捗した。速やかに日本国内での手続きを進める。
2024年春をめどに、’日本の大陸棚の範囲を定めた政令’を改正する。
UNCLOSのルール:
治岸国の領海の基線から200カイリ(およそ370㎞)を大陸棚と規定。
資源に関して探査、開発、採取などの優先権が及ぶ排他的経済水域(EEZ)と位置づける。
’延長大陸棚’の認定:
延長大陸棚の範囲は、’地形的・地質的に陸とつながっている’ことが条件。
これが認められれば、「延長大陸棚」となる。
沿岸国が、200カイリを超えて設定できる。
国連の大陸棚限界委員会の承認が前提になる。
国連の大陸棚限界委員会:
2012年、大陸棚委員会から、’小笠原海台海域は、延長大陸棚として規定できる’と勧告を受けた。
日本政府は、10年前から水域を接する米国と調整していた。
太平洋を挟んだ米国も、延長大陸棚を設定するための調査が並行実施していた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA222E90S3A221C2000000/
Japan to draw up strategy for ocean development
NHK WORLD-JAPAN News
Japan’s government:
a strategy for increased ocean development to secure marine resources and maintain security.
The government plans to compile the strategy by the end of next March.
It is based on a five-year basic ocean policy plan that the Cabinet approved this past April.
The main strategy discussion topics:
to include creating an environment on and around Minamitorishima,
1.an island at the easternmost point of Japan, for exploring rare earth elements.
2.the installation of offshore wind power generation facilities inside Japan’s exclusive economic zone.
3. to discuss the use of Autonomous Underwater Vehicles, or AUVs, for ocean research.
Another likely agenda topic:
1.a surveillance system called Maritime Domain Awareness, to enhance the capability to identify suspicious ships.
2.The system uses satellites, among other means.
The government plans to accelerate strategy discussions on issues and timelines.