広汽三菱:中国工場で人員整理開始
Guangqi Mitsubishi: Starts layoffs at Chinese plant
廣汽三菱:中國工廠開始裁員
ースズキは2018年、中国から完全撤退ー
ーマツダは、中国販社を集約するー
36Kr Japan掲載記事から、サマリーをお届けします。
中国の日本車メーカー:
中国市場での戦略を見直す日本車メーカーが、相次いでいる。
三菱自動車
中国での自動車生産を縮小し始めた。
広州汽車集団との合弁会社:
GAC Mitsubishi Motors
このほど、人員整理に着手したことが明らかになった。
GAC Mitsubishiは、今年6月一時的な生産停止に入っていた。
EVの影響により、期待通りの売上高を達成できないことが理由だ。
GAC Mitsubishi 湖南省長沙工場
今年3~5月、操業停止の状態に陥った。
三菱自動車が中国から撤退するという憶測が飛び交った。
GAC Mitsubishi 加藤隆夫社長
今年5月、現段階で中国からの撤退を決定していない。
何らかの構造改革は必要だと発言していた。
広汽三菱:22年の生産台数
広汽三菱の22年の生産台数は、前年比で4割強減少し、3万5542台に落ち込んでいた。
広州汽車集団が金融支援
22年10月、広汽三菱に10億元(約190億円)を融資。
今年6月、三菱自動車とともに、最大18億8400万元(360億円)の金融支援を行うことで合意した。
日本のスズキ
既に2018年、中国市場からの完全撤退を決めた。
日本のマツダ
このほど中国で、自動車販売会社を集約した。
EVが急速に普及
中国市場において、エンジン車を主力とする日本メーカーが巻き返しを図るのは難しい。
スズキ:わずか3カ月で中国事業を店じまい!
ニュースイッチ掲載記事から、サマリーをお届けします。
スズキの決断
6月と9月に中国で合弁を解消し、現地での自動車生産から撤退した。
スズキは、2012年に米国の4輪車販売事業からも撤退している。
インド市場に集中
米国、中国の2大市場を捨て、シェア1位のインドに経営資源を集中する。
今回、更に強い意志を鮮明にした。
中国の昌河鈴木
95年から4輪車生産を手がけてきた。
車両開発などを巡りスズキとの関係が徐々に悪化。
昌河鈴木は、新型車の投入を凍結。駐在員も中国から引き揚げていた。
鈴木修スズキ会長
中国撤退のタイミングを探っていた。
そしてわずか3カ月の間に、合弁事業からの撤退を表明した。
中国への再参入は難しくなる。
スズキの中国撤退
スズキは、10億人市場インドで50%近い圧倒的なシェアを確保している。
今回の撤退が「英断」となるか否かは、
インドでさらなる成長ができるかにかかっている。
インド市場への依存度が高い。
マツダ:中国で販社を集約!
日経新聞・2023年7月4日記事をお届けします。
日本のマツダ
中国の販売網を再編する。
2販売会社を、中国重慶長安汽車の系列に集約。
マツダは、中国でのEV拡大に向け戦略を見直す。
「長安マツダ」
マツダと長安汽車の中国合弁が誕生。
中国第一汽車とマツダが設立した合弁(旧一汽マツダ)を完全子会社化する。
今後、子会社化の時期を詰める。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72455860U3A700C2MM8000/