産総研:臭気をリアルタイムに識別 -「バルク応答型」ガスセンサー:  AIST: Identifying odors in real time -‘bulk response’gas sensor:  AIST:实时识别气味 – “体积响应”气体传感器

産総研:臭気をリアルタイムに識別 -「バルク応答型」ガスセンサー: 
AIST: Identifying odors in real time -‘bulk response’gas sensor: 
AIST:实时识别气味 – “体积响应”气体传感器

-臭気を識別できるセンサーアレーを開発-

特長

室内に存在する妨害ガスの中でも特定の臭気を識別

呼気や体臭に由来するガスを模擬室内ガス下で検知

湿度の影響を受けにくい「バルク応答型」ガスセンサーの搭載で実現

概要

室内に妨害ガスがあっても特定の臭気を識別できるセンシング技術を開発した。

小型セラミックスセンサーアレー素子:

4種類のヒト由来のニオイガス以外にも体臭などを含む不快臭を識別でき、濃度も識別できる。

小型で持ち運びでき、

住宅や車内などの任意の場所で

リアルタイムに臭気を識別できる

センサーの開発が求められています。

◆ヒト由来の4種類のガス

ケトン類と、

ノナナール、

アセトイン、

デカン

の4種類を指す。

前者は糖尿病患者の呼気に

後者は肺がん患者の呼気に

多く含まれるとの報告がある。

今後、

換気と連動させて不快な臭気を選択的に除去する技術などに展開できる。

機械学習と組み合わせ、実空間での室内空気質測定技術の開発を行い、2022年頃の実用化を目指す。

https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2019/pr20190129/pr20190129.html