東工大:5G向け28GHz帯・無線機を開発 – 二偏波MIMO通信可能:
Tokyo Tech: 28 GHz band · radio for 5 G – Two polarized MIMO communication possible:
东京工业大学:开发28 GHz频段·5 G无线电 – 可实现双极化MIMO通信
5G無線機の低コスト化に貢献
要約
二偏波MIMOに対応した”28 GHz帯5G向け”フェーズドアレイ無線機を開発
安価で量産可能なシリコンCMOS集積回路チップにより実現
双方向性トランシーバ技術は5Gだけでなく様々な無線通信に適用可能
概要
東京工業大学は、5Gに向けた28GHz帯フェーズドアレイ[用語2]無線機を開発した。
5G用の安価で量産が可能なシリコンCMOSチップで製作した
無線機は、双方向性トランシーバを用いることでCMOSチップの省面積化を実現し、
CMOSチップで構成される無線機では世界で初めて5Gの信号を用いた二偏波MIMOの通信に成功した。
今後の展開
無線機は、
二偏波MIMOに対応可能であり、
CMOSチップの省面積化を実現、
5G無線機の小型・低コスト化を牽引
今後、スマートフォンや基地局での利用をターゲットとして2020年頃の実用化を目指す。
省面積化の鍵となる双方向性トランシーバの技術は、
5Gに限らず様々な無線通信に適用可能、
無線端末の小型・低コスト化に有効な技術
国際会議
ISSCC 2019(IEEE International Solid-State Circuits Conference 2019)
A 28GHz CMOS Phased-Array Beamformer Utilizing Neutralized Bi-Directional Technique Supporting Dual-Polarized MIMO for 5G NR
東京工業大学