NEC：5G向けphased array無線機開発ｰRFIC(Radio Freq Integr Circuits)：
NEC: Develop of millimeter wave phased array radio for 5G-RFIC (IEEE)：
NEC：开发用于5G-RFIC的毫米波相控阵无线电（IEEE）
2019年6月3日
東京工業大学：
日本電気：
開発概要：
- 5G向けミリ波帯フェーズドアレイ無線機の開発に成功
- 安価で量産可能なシリコンCMOS集積回路チップにより実現
- 高周波信号の位相・振幅ばらつき・補償機構により、高精度に電波の指向性を制御
東京工業大学と、日本電気は共同で、第5世代移動通信システムに向け、たミリ波帯フェーズドアレイ無線機を開発した。
5G通信では、従来のマイクロ波帯・周波数にあわせ、ミリ波帯・周波数が使われます。
今回、ミリ波帯用・5G無線5G向け、ミリ波フェーズドアレイ無線機を開発しました。
ミリ波帯用・5G無線機：
アレイ状に配置したアンテナへ入出力する高周波信号の位相を制御し、アンテナ指向性パターンを制御。
従来、高精度な指向性制御のため、大規模な装置が必要であった。
今般、指向性パターンを劣化させる要因になっている位相・振幅のばらつきを補正。
コンパクトな回路を新たに提案し、無線機とともに集積化することに成功しました。
この回路により、極めて高精度（位相0.08度）に、アンテナ素子信号を制御可能。
安価なシリコンCMOS(相補型金属酸化膜半導体)プロセスで無線機を製作した。
この技術は、5G向けの各種無線通信機器に搭載可能。
ミリ波帯の5G普及を加速させる成果といえる。
研究成果：
6月2日から米国ボストンで開催国際会議RFIC(IEEE Radio Frequency Integrated Circuits Symposium <米国電気電子学会・無線周波数集積回路シンポジウム>2019)で発表する。
この発表論文は最優秀論文賞を受賞した。
プレスリリース | NEC