太平洋セメント:セメントキルン(回転窯)排ガスCO2分離・回収 – CCS実証実験:
Taiheiyo Cement:rotary kiln Exhaust gas CO2 separation / recovery – CCS demonstration:
Taiheiyo水泥:水泥窑(回转窑)废气CO2分离/回收 – CCS示范试验
太平洋セメント:
2019年1月よりセメントキルン(回転窯)排ガスを対象に、CO2の分離・回収にかかわる実証実験を実施すると発表。
12月25日、CO2分離・回収試験装置(化学吸収法を使用)を藤原工場(三重県いなべ市)に設置完了。
同実証は、環境省の「環境配慮型CCS実証事業」(2016~2020年度)の一つとして行われるもの。
同社は2018年から参画している。
CCS=炭素隔離貯留技術
火力発電所や製鉄所などの大規模CO2発生源において
CO2濃度の高い排ガスからCO2を回収し、地中や海中に貯留する技術。
CO2を回収する技術:
固体吸着剤に吸着させる(物理吸着法)、
吸収液に溶解させる(化学吸収法)、
CO2だけが透過する膜で選り分ける(メンブレンフィルタ法)、
極低温で液化して沸点の違いを利用して分離する(深冷分離法)、
の大きく4種類がある。
環境ビジネスオンライン