世界最大ファンド:中国株をポートフォリオから除外
World’s largest fund: excludes Chinese stocks from portfolio
全球最大基金:將中國股票排除在投資組合之外
・米2大年金、中国株投資を回避へ
・中国株リスクが上昇、中国株リターン低下
Bloomberg掲載記事からSummaryをお届けします。
ダルマ・キャピタルの見方:
-中国株以外に、株式投資を分散する動きが顕著-
世界の投資ポートフォリオで、中国株の地位が大幅低下。
中国株式は値下がり傾向が続き、リスクが高まるばかり。
世界最大ファンドの投資スタンス:
~米年金基金が提出した書類を分析~
米年金基金・14ファンドは、中国株に投資している。
SEC提出書類を分析:
2020年以降、ほとんどのファンドが、’中国株保有を減らしたこと’が判明。
中国投資、3年連続で減少:
最大のカリフォルニア州公務員退職年金基金(カルパース)とニューヨーク州共同退職年金基金。
2ファンドとも、3年連続で中國エクスポージャーを縮小した。
中国株離れが進む:
1.中国政府の経済政策に対する疑念や、不動産危機の長期化。
2.米国との戦略的競争など、マイナス要因が増加した。
3.もはや、中国を投資対象から外すことを、躊躇しない。
4.米豪年金はは、完全に凋落する中国を見捨てた。
ロンドンのシンクタンク:公的通貨金融機関フォーラム(OMFIF)
2023年の機関投資家調査:
100の年金・政府系ファンド(SWF)を対象に実施。
1.中国に対して、ポジティブな見通しを持っているファンドはない。
2.中国に対して、相対的なリターンが高いとみているファンドもなかった。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-11/S737YHT0G1KW00
中国VC投資:2023年は4年ぶりの低水準
Bloomberg掲載記事からSummaryをお届けします。
プレキンのデータ:
プレキンがベンチャーキャピタル投資額を集計した。
データによれば、投資額は、約4200件で計699億ドル(10兆1200億円)
1.2023年、中国VC投資は7%余り減少。2022年の44%減少に続く。
2.半導体の大型案件があった。しかし4年ぶりの低水準。
米中間の緊張が高まり、特に海外投資家からの資金が枯渇した。
中国VCの10大取引:
~プレキンが今回まとめたデータの10大取引~
半導体:長鑫存儲技術や上海積塔半導体(GTAセミコンダクター)など、4件がラインイン。
小売り:シーイン(SHEIN)は20億ドルを調達し、リスト入り。
AIスタートアップ:百川智能や北京月之暗面科技(ムーンショットAI)は、今年資金調達の予定。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-11/S71IEGT1UM0W00
中国株式市場:中国凋落の一途、終末の兆し
・ハンセン指数19%下落、上場廃止46銘柄
・日本株は29%上昇、順調そのもの順風満帆
勝又壽良のワールドビュー掲載記事からSummaryをお届けします。
中国の国家安全部:
中国経済に、昔日の面影はない。
中国の国家安全部が、’中国経済衰退論を喧伝する者を拘束する’と威嚇。
中国経済の不振:
中国経済の不振ぶりは、株価下落に現れた。
1.ハンセン指数は、23年通年で19%の下落した。
2.上場廃止銘柄は46に達するという不振ぶりだ。
朝鮮日報(12月29日)
’中国で46社が上場廃止、日本は配当額最高’と題する記事を掲載した。
韓国の証券取引所:
中国の上海総合指数は年初から6%、香港ハンセン指数も19%下落した。
1.カントリーガーデンのデフォルトなど、不動産危機が到来。
2.米中通商摩擦で輸出が鈍化、内需不振も投資心理に悪影響。
中国の証券時報:
12月25日、今年上場廃止企業が、過去最高の43社。
不動産関連の8銘柄を筆頭に、コンピューター関連が7銘柄で続いた。
1.財務問題が上場廃止の主な原因。
2.株価基準値を下回り、廃止銘柄が増加。
中国の不動産危機:オックスフォードエコノミクス
中国の住宅過剰供給問題が解消されるには少なくとも4~6年はかかると分析した。
中国国家外国為替管理局:
~海外投資家離れ:外国人は脱中国を急いでいる~
10月末で、中国株式・債券投資額が、310億ドルも減少した。
2001年に中国がWTO加盟以降で、最大の減少幅になる。
米国PEの中国投資も急減:
ウォール街PEファンドの対中投資金は、例年の5%に急減した。
https://hisayoshi-katsumata-worldview.com/archives/34521233.html