米当局:ASMLに中国向け出荷停止を要請
US government: Requests ASML to suspend shipments to China
美國政府:要求ASML暫停向中國出貨
・1月の期限前に、対中出荷停止迫る
・中国政府は、米国とオランダを非難
Bloomberg掲載記事からSummaryをお届けします。
米当局がASMLに要請:
米当局がASMLに、中国顧客向け出荷の即時停止を要請した。
ASMLは中国向けの装置出荷を緊急停止した。
米国の要請を受け、一定数の装置出荷がキャンセルされた。
ASMLのDUV輸出中止:
バイデン政権の要請を受け、ASMLが一部DUVの中国出荷を取りやめた。
2024年1月から、旧式半導体製造装置の輸出が、禁止されるはずだった。
しかし米国は、2023年12月・最後の輸出分まで阻止したのだ。
米国が、対中禁輸に並々ならぬ決意を見せつけた。
DUV露光装置の出荷停止:
ASMLは、12月中に3種類のDUV露光装置を中国に出荷する予定だった。
しかし米当局は、中国への一部装置の出荷を、即停止するよう要請した。
中国の先端半導体開発を阻止:
バイデン政権は、中国の独自先端半導体開発を抑制したい。
米国は、同盟国と共に中国の先端半導体技術開発阻止で協調している。
中国の華為技術:
昨年、アップルの「iPhone」に匹敵するスマホを製造。
7nm先端半導体搭載のスマホを発売した。
ASMLの液浸露光装置で製造し、最先端チップを使用したのだ。
中国が、’米国の輸出規制を回避する懸念’が高まっている。
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)
昨年末、この問題について蘭政府と電話協議した。
しかし蘭当局者は、液浸DUV露光装置の出荷についてASMLに直接連絡するよう米国に要請した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-02/S6LWJEDWLU6800
ASML:中国にDUV輸出せず。中国が反発
中央日報日本語版掲載記事からSummaryをお届けします。
ASMLの中国向け輸出許可:
1月1日、ASMLの中国向け輸出許可が、部分的に取り消された。
中国はこれに対し、米国とオランダを非難して反発している。
オランダ政府の発表:
オランダ政府が、NXT:2050i、NXT:2100i露光装置輸送免許を部分的に取り消した。
ASMLの露光装備:
ASMLは世界の露光装備市場を握る世界的企業だ。
露光装備は、半導体ウエハーに微細回路を刻む必須の設備だ。
オランダ政府決定の背景:
オランダが禁輸したのは、米国政府の対中輸出規制に協力するためだ。
米国、オランダ、日本:
2022年10月、米国は’AIとスパコン向け、最先端半導体装備’について、対中輸出を禁止。
22023年初め、オランダ(ASML)、日本(東京エレクトロン)に、輸出規制に参加するよう要請した。
ASMLにとって、中国は台湾、韓国に次いで3番目に大きい市場だ。
中国外交部:汪文斌報道官
~1月2日の定例会見
米国の一方的行動は、’国際貿易の規則に厳重に反するもの’と批判した。
オランダは、客観的で公正な立場と市場原則を堅持してほしい。
契約を尊重して、中国とオランダの共同利益を守護することが重要だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/93ea10c4ac58050c43d4a5939f5c79e5f117f7a7