トルコとモロッコ大地震:被災地の避難生活を助けたい Türkiye and Morocco earthquake: Helping evacuees in the affected areas 土耳其和摩洛哥地震:幫助受影響地區的疏散人員

Disasters Emergency Committee launches Turkey-Syria Earthquake Appeal | NatWest Group

トルコとモロッコ大地震:被災地の避難生活を助けたい
Türkiye and Morocco earthquake: Helping evacuees in the affected areas
土耳其和摩洛哥地震:幫助受影響地區的疏散人員

ー今も厳しい避難生活ー

ー日本の簡易住宅を寄付ー

NHK最新記事からサマリーをお届けします。

Morocco earthquake: More than 2,000 killed – BBC News - YouTube

海外で大地震が発生:

9月、北アフリカのモロッコで地震が発生。

2月、トルコ・シリア大地震が発生。56000人以上が犠牲になった。

今も厳しい避難生活を余儀なくされている。

日本の簡易住宅を寄付:

現地の人々を助けようと、日本で開発の簡易住宅をトルコの被災地に送付した。

簡易住宅の特長:

「1人でも、速やく作ることができる」のが特徴。

4時間で、簡易住宅を完成できる」のだ。

日本の震災経験から生まれた新たな技術。

これを、海外の被災地のために役立てる。

トルコ被災地に日本の簡易住宅を:

トルコ・シリア大地震で大きな被害が出た、トルコ南部のアンタキヤ。

震災の2か月後、日本がテント型の簡易住宅を現地に緊急送付した。

この簡易住宅の仕様:

高さ4.3メートル、広さ20平方メートル。

断熱性にすぐれ、大人34人が寝起出来る。

年内に、新たに100棟を現地に送る。

トルコ政府機関の関係者:

被災地のテントは、空気が入らないので、大変暑い。

「日本の簡易住宅なら、夜も涼しい」のだ。

こらなら、より安全・快適に過ごせると好評。

名古屋工業大学:北川啓介教授

仮設住宅の建設に、どうして3~6か月もかかるの?

東日本大震災後、日本の被災者に問われて開発した。

きっかけは、東日本大震災後の避難所で聞いた子どもたちの願いだ。

そしてこの簡易住宅を考案した。

この簡易住宅の快適さ:

クーラーとかつけなくても、中がすごく木陰な感じなのだ。

涼しく過ごせるので、いっぱい活用してもらいたい。

トルコ・シリア大地震の被災地に簡易住宅として最短2時間で組み立てられる「インスタントハウス」を設置|株式会社LIFULLのプレスリリース

4時間で完成する」

企業と協力し、9年前から研究を続けた。

この簡易住宅の特徴は、1人でも作ることができるという点。

簡易住宅の設置方法

まず、地面と接する部分をビスで固定する。

すべて完成する時間は、僅か4時間だ。

次にポンプで空気を送り膨らませる。

ウレタン断熱材を吹きつけて完成する。

強度実験では、風速80メートルの風に耐えることを証明した。

被災地の材料を活用

北川さんは、その土地の材料を使って簡易住宅を作る方法を研究中。

今注目しているのが、イモ類から作られる「でんぷんのり」だ。

「断熱材」を作製

このでんぷんのりに水を混ぜて、ほかの紙とか古着などと混ぜる。

これで、「断熱材」ができると説明した。

簡易住宅を安く提供

断熱材には、でんぷんのりの代わりにトウモロコシや米などを使う。

現在、1260万円ほどかかっている。

簡易住宅価格を安くすることができるのだ。

完成までの早さに被災者も感動…トルコ・シリア地震被災地に『インスタントハウス』名古屋の大学教授が開発 | 東海テレビNEWS

キャンプ地の宿泊施設

この簡易住宅は、日本ですでに販売中。

キャンプ地の宿泊施設としての利用が進んでいる。

北川教授の希望

単にものを提供するだけじゃなく、役立つ技術を現地の人に伝えたい。

もっとローコストで、私たちの知見を入れていく。

https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2023_0912.html