台湾TSMC:日本で4工場を計画へ
Taiwan TSMC: planning 4 factories in Japan
台灣台積電:規劃在日本建4家工廠
・九州で第2・第3・第4工場を建設
・台湾3位PSMCが、宮城県に進出
勝又壽良のワールドビュー掲載記事からSummaryをお届けします。
米国は日本の半導体に依存へ:
今後とも、中国の地政学リスク増大が高まる。
米国が、日本の半導体へ依存せざるを得ないのだ。
日本半導体の没落と復活:
1.かつて日本は、米国の意向により、衰退を余儀なくさせられた。
2.しかし今再び、米国支援で復活する幸運な巡り合わせになった。
半導体製造装置と素材シェア:
日本は、半導体の製造装置と素材で、、世界で1~2位のシェアである。
この潜在力が、日本半導体を世界の檜舞台へと押し上げる。
台湾1・3位企業が日本に進出:
日本半導体に注目しているのは、米国だけでない。
台湾の半導体企業が、日本への進出に積極的である。
半導体世界1位のTSMC:
熊本県で工場を建設中である。竣工時期が、24年2月になる。
当初予定を大幅に繰り上がったのだ。世界最速の半導体工場建設と云われる。
TSMCは、報道によれば第2・第3・第4工場も九州で建設するらしい。
台湾半導体3位のPSMC
メモリー半導体・PSMC(力晶積成)も、宮城県で工場建設を発表した。
PSMCは、自動車用半導体を主体とする。
台湾が、相次いで日本進出するのは、台湾で半導体工場増設余地がないためだ。
台湾の電力と水不足問題
1.半導体生産には、膨大な電力エネルギーと水が必要である。
2.だが、台湾は半導体工場が多すぎて、すでに限界に達した。
これ以上、台湾で事業拡大するのは不可能だ。
水資源の豊富な日本:
制約状況の少ない日本が、最適な半導体生産基地になる。
1.TSMCの熊本工場は、阿蘇山の麓で水が豊富である。
2.PSMCの宮城工場も、水源に恵まれている。
水資源の豊富な日本が半導体生産で最適条件を備えている。
今後、台湾の半導体企業が、こぞって日本へ移ってくる。
https://hisayoshi-katsumata-worldview.com/archives/34320011.html
TSMC:来年2月、熊本工場が稼働へ
勝又壽良のワールドビュー掲載記事からSummaryをお届けします。
聯合報の報道記事:
TSMCの魏哲家CEOや日本政府関係者が、式典に出席する。
式典の場で、TSMCが、’熊本県の第2工場計画’を正式発表するらしい。
第2工場では、’回路線幅6nm先端半導体を生産する’見通しだ。
TSMCの第1工場:
’日本で需要の多い28nm半導体を製造すること’が目的であった。
これは明らかに日本市場に向けた供給を想定していた。
日刊工業新聞オンライン(7月12日)
’TSMC熊本第2工場計画’と題する記事を掲載した。
第2工場の規模
TSMCがソニー、デンソー、と合弁で菊陽町に建設中の第1工場。
第2工場は、同程度の規模になる。2025年秋ごろに建屋が完成する。
第2工場は、12nm~16nmを生産する計画だ、
ブルームバーグ(11月23日)
’TSMCが第3工場を検討’と題する記事を掲載した。
第3工場の規模:
第3工場は、最先端の3ナノメートルの生産を開始する。
Rapidusとの関係:
この分野では、日本のRapidusが、202に操業開始する。
1.Rapidusは、’3nmでTSMCと競合しない’ように配慮した。
2.Rapidusは、7小口受注を低コストで生産する製法’を開発中。
第4工場は、北九州市なで熊本県外が候補地とのこと。
日本は、確実に「半導体列島」へ変貌する。
台湾の経済部長:王美花・経済相
TSMCの日本工場は、世界で最も速いスピードで建設が進んだ。
これは、日本での半導体工場建設が、今後スムースに進むことを示している。
https://hisayoshi-katsumata-worldview.com/archives/34253678.html