図1 複数の太陽電池セルにより構成された太陽電池パネル
(左からルーフ、フード、バックドア)
図2 1kW超の太陽電池パネルを搭載した電気自動車「e-NV200」
シャープ:太陽電池セル変換効率31.17%:EV用パネル製作実証(動画):
Sharp: Solar cells, conversion efficiency 31.17%: EV panel demo:
夏普:太阳能电池,转换效率31.17%:EV面板生产示范
NEDOとシャープ:
7月6日、世界最高水準の高効率な太陽電池セルを活用して、EV用太陽電池パネルを製作しました。
NEDO:太陽光発電システム委員会
変換効率30%以上の太陽電池パネルを使用すれば、自動車のような限られた設置面積でも、1kWの発電電力を実現できる。
ユーザーの利用パターン次第では、年間の充電回数をゼロにすることが可能と試算した。
NEDO:
2019年7月からトヨタ自動車のシャープ製太陽電池パネルを搭載したプラグインハイブリッド車による公道走行実証中。
このデータと併せて、国際的な調査活動に生かしていく。
Response.jp
https://www.google.co.jp/amp/s/s.response.jp/article/2020/07/07/336309.amp.html
世界最高水準の高効率・太陽電池セル:EV用太陽電池パネルを製作
NEDOとシャープ:
世界最高水準の高効率な太陽電池モジュール(変換効率31.17%)をNEDO事業で開発しました。
この太陽電池セルセルを活用し、EV用太陽電池パネルを製作しました。
EV用太陽電池パネル:
- 1kWを超える定格発電電力を達成
- 走行距離や走行時刻などの利用パターン次第では、
- 年間の外部電源からの、充電回数をゼロにできると試算
今後は、航続距離や充電回数などを評価の予定。
太陽電池の新規市場創出と、エネルギー・環境問題解決を目指します。
NEDO:「太陽光発電開発戦略」
NEDOは、2014年9月「太陽光発電開発戦略」を策定しました。
シャープは、その一環で、「Ⅲ-Ⅴ化合物3接合型太陽電池※4の技術」により、世界最高水準※5の高効率太陽電池モジュール※6(変換効31.17%※7)を開発しました。
シャープ:日産自動車と協力
EVへの太陽電池搭載の可能性を検証するため、日産自動車と協力。
「Ⅲ-Ⅴ化合物高効率太陽電池モジュール(変換効率31.17%)セル」を活用、EV用太陽電池パネルを製作しました。
本セルは
- 約0.03mmの薄いフィルム状、
- 車体の曲面形状に沿って効率よく搭載可能、
- 1kWを超える約1,150W※8の定格発電電力を実現(表)
日産EV「e-NV200」に搭載:(図2)
本パネルは、実証EVとして、日産自動車のEV「e-NV200」に搭載されています。
ニュースリリース:シャープ