注1)1960年~2019年:実際値、2020年~2065年:推計値
注2) 日本:出生中位、死亡中位、韓国:出生率2016年現在の水準、期待寿命中位、国際純移動中位
出所)日本:国立社会保障・人口問題研究所(2017)「日本の将来推計人口(平成29 年推計)」、韓国:統計庁ホームページ「将来人口推計」(資料更新日:2019年3月28日)より筆者作成
注1)相対的貧困率:OECDでは、等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人数の平方根で割って算出)が全人口の中央値の半分未満の世帯員を相対的貧困者として定義している。
注2) 日本のデータは2015年
出所)OECD Data, Poverty rate.
韓国:2019年老齢年金受給率、僅か53.2%:高齢者貧困率が課題(動画):
S.Korea: 2019 old-age pension receipt rate,53.2%: elderly poverty rate:
韩国:2019年养老金领取率仅为53.2%:老年人贫困率是一个问题
韓国の高齢化率:
韓国の高齢化率は
- 今でこそ日本を大きく下回るが、
- 少子高齢化のスピードが速く、
- 2045年には日本を上回る。
自分の子供や親戚に頼ってきた、高齢者のために、公的年金の拡充が急務だ。
高齢化の急速な進展:
韓国では少子・高齢化の急速な進展に伴い、社会保障に対する韓国政府の支出が、継続的に増加している。
2065年の高齢化率予想:
- 2019年現在15.5%で
- 日本の28.4%を大きく下回るものの、
- 少子高齢化のスピードが速い、
2045年、日本の高齢化率を上回ることが予想されている。
2065年の高齢化率予想:
このまま少子高齢化が続くと、2065年、の韓国のの高齢化率は48.8%で、日本の38.4%を大きく上回る。
65歳以上高齢者の相対的貧困率:
2017年、韓国の65歳以上高齢者の相対的貧困率(所得が中央値の半分を下回っている人の割合)は、43.8%である。
2017年のデータが利用できるOECD加盟国の中で最も高い。
韓国の基礎年金制度:
2014年、韓国政府は、65 歳以上で所得下位 70%の高齢者を対象とした、基礎年金制度を導入した。
その後、「給付額を、最大10万ウォンから30万ウォン」に引き上げた。
所得改善政策を行っているものの、いまだに高齢者貧困率は改善されていない。
2019年現在:
公的年金の老齢年金の受給率は約53.2%。
まだ多くの高齢者が、公的年金の恩恵を受けていないことが分かる。
ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト