NTT：東工大と、300GHz帯で毎秒100ギガビットの超高速ICを開発
～未踏のテラヘルツ波周波数の活用を拓く技術として期待～
2018年6月11日
日本電信電話株式会社
国立大学法人 東京工業大学日本電信電話株式会社（本社：東京都千代田区）と 東京工業大学（東京都目黒区）は、共同で、テラヘルツ波の周波数帯で動作する無線フロントエンド向け超高速ICを開発し、300GHz帯における世界最高データレートである毎秒100ギガビットの無線伝送に成功しました。
未利用のテラヘルツ波は、周波数帯域を広く確保できることから高速無線への適用が期待されています。
今回、独自の高アイソレーション設計技術を適用したミキサ回路を、インジウム燐高電子移動度トランジスタ（InP-HEMT）で実現し、従来の300GHz帯無線フロントエンドで課題となっていた伝送帯域幅の拡大と信号対雑音比（SNR）の向上とを両立させる技術を創出しました。
また、これを用いた300GHz帯無線フロントエンドモジュールを実現し、毎秒100ギガビットの無線伝送に成功しました。
NTT持株会社：NTT HOME
http://www.ntt.co.jp/news2018/1806/180611a.html
300 GHz帯で毎秒100ギガビットの無線伝送が可能な超高速ICを開発
https://www.titech.ac.jp/news/2018/041690.html