📡NEC、5G向け28GHz帯対応・超多素子で同時4ユーザ多重伝送実現
2018年2月9日
日本電気株式会社
NECは、次世代無線通信規格5Gの実用化に向けて、28GHz帯対応の超多素子AAS基地局システム(注1、AAS:Active Antenna System)のデジタルビームフォーミングの伝送実験を行い、超多素子AAS1台から端末4台に対して同時のビームフォーミング伝送(4マルチユーザMIMO)を世界で初めて(注2)実現しました。本実験では、周波数帯域幅300MHzを適用し、セルスループット3.1Gbpsを達成しました。
2020年以降、5Gの特徴である超高速(eMBB:enhanced Mobile Broadband)・超大量接続(mMTC:massive Machine Type Communications)を活かしたサービスの多様化や高度化を実現するためには、帯域幅を広く確保できる28GHzなどの高周波数帯の活用や、空間多重や伝搬損失の大きな周波数で長距離通信を実現するビームフォーミングの活用が有効な手段となります。