日本:国内生産のパトリオットを米国に輸出へ
Japan: Domestically produced Patriot to be exported to the US
日本:國產愛國者將出口美國
・PAC2とPAC3をライセンス生産品
・防衛装備3原則の運用指針を改正へ
Joongang Ilbo掲載記事からSummaryをお届けします。
日本政府:
日本メディアが、12月20日に報道した。
日本は、米国企業のライセンスを購入している。
地上配備型迎撃ミサイルのパトリオットを、日本国内で生産。
今後、日本はパトリオットを米国に輸出する方針だ。
’防衛装備移転3原則’
現在日本は、’防衛装備共同開発国以外の国への装備輸出’を制限している。
今後、「防衛装備移転3原則」の運用指針を改正する。
防衛装備3原則は、2014年に制定された。
’武器の完成品輸出’は、今回が初めてだ。
毎日新聞などの報道:
日本が、米国に輸出を検討しているミサイルは、次の2種類だ。
1.地対空誘導弾の「PAC2」及び
2.弾道ミサイル迎撃の「PAC3」
日本が、北朝鮮の弾道ミサイル迎撃などに向け、配備している武器である。
米レイセオンとロッキード・マーチンから、ライセンスを購入。
日本の三菱重工業が、それぞれ生産している。
防衛装備移転3原則の指針改正へ
米国へのパトリオット輸出に向け検討開始。
12月22日、日本政府は3原則の指針を改正する予定だ。
2014年、日本政府は、’武器輸出を一部許容する3原則’を制定した。
この原則の内容:
▽平和貢献と日本の安全保障に寄与する場合に限り武器を輸出できる
▽紛争当事国と国連決議違反国に武器を輸出(移転)せず
▽輸出相手国による目的外使用と第三国移転は適正な管理が確保される場合に限定する
――という内容を盛り込む。
米ライセンス生産品の場合:
日本で部品を製造するので、海外企業に特許料を支払う。
ライセンス提供国とその他の第3国に輸出できる。
日本のライセンス生産品は79品目:
日本の防衛省によると、自衛隊防衛装備のうち、’ライセンス生産品は79品目’
このうち米国ライセンス装備は、’パトリオットとF15戦闘機など32品目’
フィリピンへ防空レーダーを輸出:
日本が、防衛装備完成品を海外移転した初めての事例だ。
今回のパトリオットの米国への輸出は、日本の武器輸出政策の大きな転換点になる。
ワシントン・ポスト(12月19日)
先月APEC首脳会議で、バイデン米大統領が、日本の岸田文雄首相と相談したとのこと。
今年6月、サリバン米大統領補佐官も日本の秋葉剛男国家安全保障局長と事前協議した。
日本が、’パトリオットミサイルと155ミリ砲弾’につき、’米国の在庫を支える案’を検討。
1.155ミリ砲弾は攻撃用武器であり、日本の規定上輸出が難しい。
2.パトリオットミサイルは迎撃用であり、日本の輸出対象として検討する。
米国政府のウクライナ支援:
米国は、既に保有のパトリオットミサイルで、ウクライナを支援する。
日本から供給されたミサイルで、日本とインド太平洋地域の在庫を補充するのだ。
https://s.japanese.joins.com/JArticle/312953?sectcode=A00&servcode=A00
ウクライナのパトリオット:ロシアの極超音速ミサイル’キンジャル’を撃墜
Joongang Ilbo掲載記事からSummaryをお届けします。
ウクライナ軍:(5月6日)
地対空防空システムパトリオットを、今年米国などから持ってきた。
パトリオットミサイルを、初めてミサイルの迎撃に活用した。
結果は大成功。ロシアの極超音速ミサイルを撃墜したと6日に発表。
ウクライナ:オレシチュク空軍司令官
5月6日、ロシア極超音速ミサイル’キンジャル’を、4日夜、首都キーウ上空で迎撃した。
このミサイルは、ロシア領空のミグ31戦闘機から発射された。
ウクライナ軍のパトリオットミサイルが、ミグ31を撃墜した。
’キンジャル’とは短剣のこと:
’キンジャル’は、極超音速飛行し目標物を打撃する。
空対地・空対艦巡航ミサイルだ。防空レーダーをかく乱、迎撃を防ぐ機能を持つ。
パトリオットミサイルで迎撃:
当時ウクライナ軍は、対キンジャル迎撃ミサイルを、備えていなかった。
先月末、パトリオットミサイルが初めて引き渡された。
米国をはじめ、ドイツとオランダなどから、持ち込まれた。
これで、極超音速ミサイルに対する迎撃体制を確立。
キンジャルミサイルを撃墜:
ウクライナ軍の主張通り、パトリオットを活用した初めての迎撃ミサイル事例になった。
https://s.japanese.joins.com/JArticle/304066?sectcode=A00&servcode=A00