新型コロナウイルス感染症関連研究の
COVID-19:SPring-8、創薬を支援:タンパク質結晶解析ビームライン(動画):
COVID-19:SPring-8 Supports Drug Discovery:Protein Crystal Analysis Beamline:
COVID-19:SPring-8支持药物发现:蛋白质晶体分析的原理
COVID-19:SPring-8
2020年4月7日
高輝度光科学研究センター:(JASRI)
新型コロナウイルス感染症は、現在世界中で感染が拡大しており、その分析と克服が喫緊の課題。
世界中でこのウイルスの研究が進められています。
感染症克服を迅速に進めるため、「大型放射光施設SPring-8※1のタンパク質結晶解析ビームラインを利用した創薬関連研究」を、支援いたします。
実験内容と試料:
- 抗ウイルス薬の探索と分子設計※2の研究支援:
- 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、
- 新型コロナウイルス由来の、タンパク質/核酸、
- 薬剤候補物質に関する結晶解析
が対象となります。
安全審査:
- 従来と同一基準で行うため、バイオセーフティレベル1※3の試料が対象。
- 試料をSPring-8に送っていただいた上での、自動測定ないし遠隔測定が基本。
- 自動測定では、誰でも簡単に構造解析:「ZOOシステム(https://www.riken.jp/press/2019/20190207_1/)」を利用。
- 詳細はお問い合わせください。
SPring-8 Web Site
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2020/200407/
放射光施設SPring-8:コロナ創薬研究特化
抗ウイルス薬:
一般的に、細胞への侵入・増殖・放出のいずれかを阻止することで感染を防ぐ。
働きの主役はウイルスを構成するたんぱく質や核酸。
その働きを抑える化学物質を、探索し設計することが創薬研究の目的です。
SPring-8で測定/分子の立体構造を決定
- たんぱく質/核酸等、化学物質を結晶化したものを
- SPring-8で測定し、
- 分子の立体構造を決定する、
- 薬剤設計に役立てます。
4月7日から、抗ウイルス薬の探索と分子設計に関する研究に限り、関連する3本のビームラインを開く。
化学工業日報
https://www.chemicaldaily.co.jp/
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