COVID-19:琉球大、COVID-19の治療薬開発:「コルヒチン」を投与(動画):
COVID-19: Ryukyu Univ develops therapeutic drug : administers colchicine:
COVID-19:琉球大学为COVID-19开发治疗药物:使用“ corhitin”
琉球大学
横浜市立大学共同で、医師主導治験を全国で開始します。
COVID-19の重症化を防ぐ薬の開発を行います。
「コルヒチン」を投与:
医師主導治験で、すでに薬事承認済「コルヒチン」を、COVID-19患者に投与します。
「コルヒチン」は、痛風の治療薬として使用中。
新型コロナ重症化の予防効果を、検証します。
研究の背景:
コルヒチンは、イヌサフランに含まれるアルカロイド。
日本では抗炎症薬として、痛風、家族性地中海熱が適応症です。
琉球大学:
COVID-19で重症化リスクが高い、糖尿病合併冠動脈疾患患者で、コホート研究を実施中。
炎症反応の亢進した冠動脈疾患患者での、コルヒチンの内皮機能改善作用を確認済み。
研究の内容:
入院中の中等症および軽症でも
重症化因子を有するCOVID-19患者を対象に、
- コルヒチンの第Ⅱ相、
- ランダム化、
- 二重盲検、
- プラセボ対照、
- 多施設共同、
- 並行群間比較試験を
医師主導治験として実施します。
YCU 横浜市立大学
https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2020/20201105_yamanaka.html
コルヒチン:COVID-19患者の悪化を抑制する?
コルヒチン:
ステロイドやNSAIDとは機序の異なる抗炎症作用を持ち、痛風などの治療に使われている。
痛風発作の再燃時:
コルヒチンを投与すると、好中球の走化性と血管損傷に対する反応を抑制し、
- インフラマソームシグナリングを阻害して
- インターロイキン-1βの産生を抑制し、
- 好中球-血小板相互作用と凝集も、
抑制することが報告されている。
コルヒチンとCOVID-19:
炎症に対する有効で安全な治療薬になる可能性があると考え、
ギリシャの三次医療機関16施設:
オープンラベルのGReek Study in the Effects of Colchicine in Covid-19 Complications Prevention(GRECCO-19)を実施することにした。
日経メディカル
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202007/566360.html