COVID-19:新型ECMO を開発・現場に導入:国立循環器病研究所(動画):
COVID-19: New ECMO to be developed: National Cardiovascular Center:
COVID-19:开发新的ECMO并将其引入该领域:国家心血管研究中心
ー患者や医療従事者の負担軽減に期待ー
人工心肺装置「ECMO」:
新型コロナウイルスで、ECMOは「最も重症になった患者に対する治療の最後のとりで」とも言われています。
国立循環器病研究センター:
国立循環器病研究センターが、「血の塊・血栓などをできにくくするなど、改良した新型装置」を開発しました。
今後、医療現場で使われます。
新型装置の開発:
装置を開発したのは、大阪 吹田市にある国立循環器病研究センターのグループです。
装置を交換する必要がなくなり、患者や医療従事者への負担を軽減できると期待されています。
ECMOとは:
患者の体内から取り出した血液に直接酸素を送り込むことで、肺の機能を一時的に代行する装置のこと。
従来のECMO:
- 1週間ごとに、装置をすべて交換しなければならない、
- 長時間使うと、装置内に血栓ができて詰まるおそれがある。
新型のECMO:
- ポンプの構造を工夫したことで、装置の交換が不要、
- チューブなどに血を固まりにくくする薬を塗ったことで血栓ができにくい。
新型コロナウイルス | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200908/k10012607281000.html
新型コロナウイルス肺炎に対する高性能新規ECMOシステム
安全性及び有用性に関する多施設共同単一群試験(COVID-19_ECMO)
「高性能新規ECMOシステム」
このたび、
- BIOFLOAT-NCVCポンプ、
- BIOCUBE人工肺、
- T-NCVCコーティング回路で
高性能新規ECMOシステムを構築しました。
特定臨床研究を実施:
COVID-19_ECMO)治療を、2020年9月中旬から特定臨床研究を実施します。
国循並びに東京の5施設:
- 国立国際医療研究センター、
- 東京都立多摩総合医療センター、
- 日本赤十字社医療センター、
- 聖路加国際病院、
- 東京医療センター
大阪の4施設:
- 大阪大学医学部付属病院、
- 関西医科大学総合医療センター、
- 大阪急性期・総合医療センター、
- りんくう総合医療センター
の計10施設で実施することとなりました。
国立循環器病研究センター
http://www.ncvc.go.jp/pr/release/20200908_press.html
新型コロナ治療の“最後の砦”ECMO、
「長期間使用できる装置」を国立循環器病研究センターが開発
https://www.fnn.jp/articles/-/82777