中国:日本の介護映画が大絶賛:華東師範大学大ホール(動画):  China: Japan’s long-term care movie acclaimed: East China Normal Univ: 中国:日本长期护理电影广受好评:华东师范大学大礼堂

中国:日本の介護映画が大絶賛:華東師範大学大ホール(動画): 
China: Japan’s long-term care movie acclaimed: East China Normal Univ:
中国:日本长期护理电影广受好评:华东师范大学大礼堂

日本の介護映画:

中国の介護業界で「日本の映画」が大絶賛され、参考にされている。

最近、ある日本の映画が中国の介護業界に携わる人々の間で大きな話題となった。

「映画を見た人々の心を打ち、介護関係者の間で語り続けられている」のだ。

中国老人人口は2.5億人:

中国は急速な経済の発展で豊かになった。

同時に、36年間実施した「一人っ子政策」が少子高齢化を加速させている。

現在、60歳以上の高齢者人口が「日本の人口の2倍である2.5億人」に達している。

「その中で、認知症高齢者の数」は、1000万人と推測。

 

映画:「ケアニン~あなたでよかった~」

製作:ワンダーラボラトリー、
原案:エグゼクティブプロデューサー・山国秀幸氏)

2017年、日本で上映され、医療・介護従事者の間で注目された映画。

この映画は、実話に基づいて制作された。

日本で名高い介護事業者「’あおいけあ’の小規模施設をモデルにしたもの」

映画の効果は絶大:

中国で、この映画の効果は絶大。

中国で、介護職を目指す若者が出るなど、若者の就職志向にまで強く影響している。

中国の認知症ケア・介護の現状:

北京など大都市を除くと、「ほとんどの介護施設が、認知症高齢者の入居を拒否している」のが現状だ。

「介護職員による虐待や事故など、リスクを負いたくないという理由」からである。

「負いたくない」というよりも、実際「負えない」のが現状である。

家族から訴訟でもおこされたら、大変なことになるからだ。

認知症ケア・ノウハウ不足:

中国の介護施設では、まだまだ認知症ケアの知識やノウハウが乏しい。

  • 「認知症」は、中国で「差別的な目」で見られてきた。
  • 家族は、親が認知症になれば「近所に知られたくない」と思い、
  • 親が徘徊することなどを恐れ、家に閉じ込めてしまうのだ。

中国の介護保険制度:

「中国では、日本の介護保険のような社会保障制度」が、整っていない。

「介護サービスに対する支払いは、全額自己負担」である。

 

「ケアニン」が中国で公開:

この映画が、中国でも多くの人々の魂を揺さぶった。

この映画は、まず2018年に上海で行われた日中共催・介護交流イベントで上映。

「華東師範大学」大ホール:

立ち見が出るほどの大盛況であった。

会場内のあちこちからすすり泣く声が聞こえ、大号泣する人もたくさんいた。

その後、中国のSNSでは、映画の紹介記事や感想などがたくさん投稿され、拡散された。

しかし、この映画は一般公開されていない。

ほとんどが介護関連のイベントや研修会などで上映されている。

上海、介護行政関係者:

この映画は、介護従事者に限らず、高齢者やその家族、われわれ政府関係者、すべての人に見てもらいたい。

  • 認知症ケアのことだけではなく、
  • 人間の倫理観、価値観、
  • 家族の絆、生きることの意味、
  • 人間関係とは何かなど、

この映画は、さまざまなことを教えてくれました。

特別レポート | ダイヤモンド・オンライン

https://diamond.jp/articles/-/267079